【久留米市】「久留米城跡」の高石垣と夕陽に輝く紅葉が綺麗! 歴史のロマンに触れながら紅葉を巡る。
グルメ情報やイベント情報、自然や観光、神社仏閣(歴史)などなど、久留米市の「いいコレ」!! と思う素敵なスポットを発信している福岡県の久留米市情報ライター「いいコレ+」です。
今回ご紹介するのは、福岡県久留米市篠山町にある福岡県指定史跡「久留米城跡」。
桜や新緑も綺麗な久留米城跡ですが、もみじやイチョウなどの紅葉狩りを楽しめるスポットとなっています。
久留米城跡案内MAP
史跡巡りが楽しめるよう、久留米城跡案内MAPが設置されています。
今回は、この案内MAPを元に紅葉スポットや史跡などを巡ってみました!(2023年11月20日現在)
まず、久留米城跡正門から土橋を渡り、2の「冠木御門(かぶきごもん)跡」付近。
奥に建つ4の「巽櫓(たつみやぐら)跡」との樹木と、冠木御門のもみじが素敵な紅葉スポットです。
本丸より北東にある「巽櫓跡」から見上げると、「打ち込み接ぎ」の石垣の景色も楽しめます。
この巽櫓跡付近は春の時期、桜も綺麗なスポットでもあります。
3の「蜜柑丸(みかんまる)跡」から、5の「月見櫓(つきみやぐら)跡」へと階段を登ると見えてくる紅葉も素敵!
月見櫓は久留米城跡で、もっとも見晴らしのいい場所になっています。現在は久留米大学医学部グラウンドが見渡せます。
1の「本丸御殿跡」から6の「艮櫓(うしとらやぐら)」方面は、大きなイチョウともみじの紅葉が望めます。
以前ご紹介した本丸御殿跡に建つ「篠山神社」にも、ぜひ参拝してみて下さいね。
篠山神社から西側にある12の「東郷記念館」のイチョウも黄金に色付いていました。
※東郷記念館の見学に関しては無料となっていますが、普段は鍵を閉めているので、事前に連絡をすると見学できるようです。
14の「有馬記念館」前には、もみじとイチョウのコントラストがとても綺麗。
最後に、本丸より南西にある9の「坤櫓(ひつじさるやぐら)跡」と10の「太鼓櫓(たいこやぐら)跡」の景色。
坤櫓跡と太鼓櫓へとつながる高石垣は、布積みや算木積みが楽しめるおすすめの石垣スポットです。
この久留米城に、久留米藩初代藩主・有馬豊氏がやって来て400年余り。三層建であったという太鼓櫓跡から筑後川に沈む夕陽を見ながら歴史のロマンに触れ紅葉を楽しむことができました。
久留米城址
久留米城址とは、元和七年(一六ニ一)有馬豊氏が入城してから、十一代ニ百五十余年の間、有馬家累代の居城として藩府が置かれたところ。
江戸時代頃の久留米城の広さは、久留米市役所辺りまで広がっており、城の中心には本丸が建ち、それを囲むように七つの櫓があり、本丸東南隅の三層建の巽櫓は豪華な造りだったようです。
令和になった今でも残ってるのは久留米城跡の「石垣」だけですが、石工職人の匠の技術を観て回るだけでも、充分に価値がある久留米を代表する観光スポットです。
【お城情報】
久留米城跡
住所:福岡県久留米市篠山町444
駐車場:あり
交通アクセス:
車:九州自動車道久留米ICより約20分
バス:西鉄バス(系統番号8)乗車「大学病院」下車、徒歩約3分
鉄道:JR久留米駅から徒歩約15分