楽天・三木谷社長「MVNOは奴隷」だからMNOに新規参入 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.313
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石川 温の「スマホ業界新聞」
2019/02/23(vol.313)
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《目次》
1.楽天・三木谷社長「MVNOは奴隷」だからMNOに新規参入
━━「使おうが使わなかろうが帯域にコストがかかる」のに嫌気
2.楽天・タレック・アミンCTOが基地局ベンダー選定でした唯一の質問
━━「インターフェイスをオープンにできないか」に対応したノキア
3.総務省・モバイル研究会が中古スマホの流速促進に本腰
━━新品のiPhone7がdocomo withで買える現実
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.楽天・三木谷社長「MVNOは奴隷」だからMNOに新規参入
━━「使おうが使わなかろうが帯域にコストがかかる」のに嫌気
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2月20日、楽天は、今年10月にサービスを開始する携帯電話事業におけるネットワーク試験設備をメディアに公開。さらに質疑応答の時間が設けられた。
ここ最近、楽天はMNO事業について、情報公開を積極的に行なっているが、個人的にはなかなかタイミングが合わず、直接、三木谷社長に質問できるチャンスがなかった。そんななか、今回、ようやく、三木谷さんに聞きたいことが聞けた。
まず、ひとつは「ユーザーが楽天を選ぶメリットはどこにあるのか」という点だ。新規参入の楽天としては、時流もあるので「安い料金」をアピールしてくるだろうが、一方で、NTTドコモが値下げを発表するなど、料金だけを訴求するというのも限界がある。これだけ格安スマホのほうが、月々の支払いが安くなるとわかっていても、なかなかユーザーが格安スマホに移行していない。
また、昨年、楽天がMNOに参入すると発表したころと比べて市場の環境は厳しさを増している。今後、完全分離プランが一般化されれば、料金での差別化はしづらくなる。また、端末に高額な割引を適用して、他社からユーザーを獲得するのも困難になるだろう。
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