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【東久留米市】昭和レトロなリノベ古民家カフェで味わう和パフェとノスタルジックな雰囲気

ちゃんまりライター/フォトグラファー(東久留米市・小平市)

古い住宅をリノベーションしたカフェ「古民家cafe和」に行ってきました。私のお目当ては、カフェの古民家空間そのものと、オリジナルスイーツの「和パフェ」です。

かつて個人の邸宅だった場所をリノベーションし、その一角で2年前からカフェを開業されているそうです。

入口は、まさに歴史ある住宅の玄関の趣です。「入っていいのかな」と少し心配になりましたが、「いらっしゃいませ」「営業中」の札が出ていますので、大丈夫ですね。

営業時間とメニューの看板も出ています。

入口の引き戸を開けて中に入ると、住宅だった頃の玄関をそのまま活かしたであろう、たたきと上がり框がありました。


こちらで靴を脱いで屋内に入ります。


脇にある呼び鈴を鳴らして来店を知らせると、お店の方がやって来て、席まで案内してくれました。

こちらが厨房で、その周囲が客席です。

厨房を囲む形で、掘りごたつ式の座席が6席ありました。掘りごたつ形式はすっぽりと座れて、落ち着きます。

メニュー

こちらがフードとデザートのメニューです。

ドリンクメニューです。

筆者は和パフェ(690円)と珈琲(400円)を注文しました。デザートとドリンクをセットでオーダーすると100円割引になりますので合計990円でした。

和パフェ

和パフェがやって来ました。

トップには黒糖アイス白玉生クリームが載っています白玉には豆腐が入っているとのことで、そのせいかふっくら柔らかい舌触りです。

煮小豆が入っています。和パフェらしく、和の食材尽くしですね。

スプーン休め(?)のクッキーも、うっすら和を感じるテイストで美味しいです。

白いつぶつぶは「何だろう?」と疑問に思いお伺いしたところ、玄米を煎って膨らました「玄米焦がし」というものでした。いわばお米で作ったポップコーン。

玄米焦がしはシリアルのようなサクッとした食べ心地で、アイスクリームとの相性バツグン。甘さを中和するアクセントになります。

和のパフェ、とても美味しかったです。ごちそうさまでした。

食器のこだわり

個人的に推したいポイントがもう1つあります。このコーヒーカップです。鳥と桜の花の絵がとても素敵なんです。

店主さんが金沢まで出向いて買い付けてきた九谷焼のカップなのだとか。素朴な手触りで持ちやすく、飲み心地も良かったです。

建物も愛でて欲しい

さらにつけ加えると、こちらの建物自体も楽しんで欲しいです。元民家をリノベーションしているので、まさにどなたかのおうちにお邪魔しているような、くつろいだ気分になります。

客席である掘りごたつスペースの後ろには、板の間が広がっていて開放的。さらに奥には中庭もあるので、よりいっそう抜け感のある空間になっています。

こちらは、中庭からカフェのある建物を眺めたところです。


2Fの廊下とトイレです。照明や天井の素材に年月を経た日本家屋独特の味わいがあります。

こうした古いものが醸し出す温かみやノスタルジーが、古建築好きにはたまりません

<ご注意>突き当り奥のお部屋は事務所として使われていますので、行かれた際は大きな音を立てないようご配慮くださいね。

木製の建具や障子・すりガラスの作る優しい光も素敵です。

縁側もあります。縁側も令和となっては貴重ですよね。腰掛けてもよいですし、ここから中庭に出て、ちょっと歩いたりしても大丈夫です。

こうした風情ある建造物は、今から同じものを新たに建てようとしても難しいのではないでしょうか。こだわりが詰まった貴重で歴史を感じさせる建物を大切に守っていきたいものです。

カフェお支払い方法

カフェの支払いに現金は使えません。

各種クレジットカード、交通系ICカード、バーコード決済などのキャッシュレス決済に対応しています。

このカフェが入居する建物やお庭、お隣の歯科医院を含めた空間全体には「桂林荘」という名前がついています。

「桂林荘って何だろう?」と思いましたか?私も同じ疑問を持ちました。

桂林荘とは

『桂林荘』という名前は、江戸時代の著名な儒学者である広瀬淡窓(1782-1856)が開いた塾に由来しています。この塾に集った塾生たちは、共同生活を送り助け合いながら、それぞれの目標に向かって励みました。長じて様々な分野で活躍し、幕末から明治にかけて日本の近代化に大きな足跡を残したそうです。

この古民家をリノベーションし『桂林荘』と名付けたオーナーさんは、そんなオリジナルの理念に倣い、「ここを人と人がつながり、新しい価値が生まれる場にしたい」との願いを込めたのでしょう。

現代の『桂林荘』のカフェでは隣席との距離が近く、ふとしたきっかけで会話が生まれることもあります。こうしたリアルな交流をきっかけに、新しい何かが始まるかもしれません。そんな「場」が育っていったら素敵ですよね。

あなたも古民家の温かみある雰囲気の中で、美味しい食事やスイーツを楽しみつつ、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?

店名:古民家cafe和

住所:〒203-0054東京都東久留米市中央町4-7-1

アクセス:西武バス「南沢5丁目」下車徒歩5分

駐輪場:あり

営業時間:月火11:00-17:00 水土日11:00-18:00(LO17:30)

ランチ:15:00まで

定休日:木金

電話:090-1181-7525(10時半より電話受付)

公式 インスタグラム

ライター/フォトグラファー(東久留米市・小平市)

こんにちは!私は園児の頃から東京の東久留米市で育った、地元大好きライターです。私が実際に訪れて「ここはいい!」と思った素敵なお店やスポットをどんどんご紹介していきます。東久留米とそのお隣の小平にはほっこりする場所やここちよい自然がたくさんあります。そんな魅力をたっぷりお伝えするので、ぜひ楽しんでくださいね!

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