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【鎌倉市】絵画展で空想の世界へ!佐助カフェギャラリーで芸術の秋を堪能しませんか?

くまきち地域情報クリエイター(鎌倉市・逗子市)

最高気温が高い日も空気は心地よく、季節はすっかり秋に移り変わりましたね。皆さんにとって、秋は「何の秋」でしょうか?

今日は「芸術の秋」にふさわしい場所をご紹介します。

■佐助カフェギャラリーでアート鑑賞

鎌倉駅西口から紀ノ国屋方面へ。鎌倉市役所を左手に見てトンネルを抜けて直進、佐助一丁目交差点を右折し、道なりに5分ほど歩いたところにあるギャラリー「佐助カフェギャラリー」が今回の会場です。

緑に囲まれた可愛らしい一軒家
緑に囲まれた可愛らしい一軒家

道を挟んで向かいにある「佐助カフェ」では、店主の意向でもともと地元中心の様々なアーティストによる作品の展示会が開催されてきましたが、さらに多くの作品を楽しめるようにと、目の前の住宅を改装し、2021年にギャラリーをオープンしました。

アーティスト作品展示がよく行われる佐助カフェ 珈琲や軽食も美味しいと評判
アーティスト作品展示がよく行われる佐助カフェ 珈琲や軽食も美味しいと評判

カフェとギャラリーは真向かい
カフェとギャラリーは真向かい

アーティストにとっては佐助カフェと併せて発表の場となるギャラリー。ジャンルを超えたアート作品が週替わりで展示されたり、ワークショップなどが行われています。

この場所で昨日から始まったのが、laNiさんの絵画展「Sequel to a story」です。

■Sequel to a story

個展のテーマとなる作品
個展のテーマとなる作品

「物語のつづき」という意味のテーマ。

人の一生を一冊の本にたとえて「一日、一瞬が物語の1ページ。ささやかな喜びや幸せを大切に、現実と空想の間をさまよう瞬間を描いた」という絵が約20点飾られています。

ギャラリーに一歩足を踏み入れると広がる淡い空想の世界。

優しく温かく、はかなく、切なくもあり、幸せで、美しい…

そんな様々な感情がそれぞれの作品ごとに閉じ込められていて、観る人のその時の体調や気分によって、感想が大きく変わるように感じました。

光と闇がくっきり映し出されながら淡い配色のイメージが強い作品の数々。とても繊細に、様々な色が重なり合っています。アクリル絵の具を基盤にし、その上にクレヨンや油絵具を筆や指で重ねて立体感を出しているそう。

通りがかりに訪れた修学旅行生らからも「わー綺麗!」と嬉しそうな声が聞こえてきました。

■画家・laNiさん

優しくも繊細なこれらの作品を作り出すのは、逗子市在住のlaNiさん。驚くことに、絵を描き始めてまだ4年足らず!それまで「絵を描く」ことは自身の日常には全くなかったそうです。転機は2020年。体調を崩し、仕事を辞めて療養中のことでした。もともと絵画鑑賞が好きで、いつか自分も描いてみたいという願望があったというlaNiさんは、幼少期から空想することが好きで、夢のように思い浮かんだことを描いてみると、ネガティブなことも前向きに捉えられるようになり、夢中になっていったと話します。

絵画のタッチのように優しい雰囲気をまとうlaNiこと関口絢子さん
絵画のタッチのように優しい雰囲気をまとうlaNiこと関口絢子さん

2022年、前述した佐助カフェで毎年開催される「かま展」(素人・玄人問わず募ったアートを展示)に応募したことをきっかけに、佐助カフェとギャラリーの雰囲気に惹かれ、去年3月に自身初となる個展を開催。今回は2回目の個展となりました。

ポエムのようなキャプションも見どころ!
ポエムのようなキャプションも見どころ!

今後も様々な場所で多くの人に絵を観てもらいたい、と意欲を覗かせるlaNiさん。これからの活躍が楽しみです。

laNi個展「Sequel to a story」は10月14日月曜日まで。三連休の鎌倉散策にいかがですか?

道路に面した大きな窓から入る光と風が心地よい
道路に面した大きな窓から入る光と風が心地よい

そして、素晴らしい才能を持つアーティストたちの活動発信の場、佐助カフェギャラリーでは今後も毎週様々な展示が予定されています。詳しくはホームページでチェックしてみてください。

佐助カフェギャラリー|鎌倉・佐助のアートギャラリー (sasuke-cafe.com)

佐助カフェギャラリー

住所:鎌倉市佐助2-18-15 佐助カフェの真向かい

電話:0467-55-5226

営業時間:11:00~17:00

定休日:不定休

地域情報クリエイター(鎌倉市・逗子市)

鎌倉市在住。30年以上、様々な面からこの地域と関わってきました。いまは初めての子育てに奮闘中!魅力たっぷりの地域情報をゆるりとお届けしていきます。

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