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【長岡京市】ガラシャ祭2024に来場者7万人。行列巡行と楽市楽座で街中が大盛り上がりでした!

harru地域ニュースサイト号外NETライター(長岡京市 など)

「第31回長岡京ガラシャ祭2024」が2024年11月10日に開催され、主催者の長岡京市発表で7万人が来場しました。毎年11月第2日曜日に開催されていて、織田信長の命により、細川氏の勝竜寺城に嫁いで来た明智光秀の娘「玉」、のちの細川ガラシャが輿入れをしたというエピソードにちなんだ祭りです。

中央広場会場と勝竜寺城会場で楽市楽座、バンビオ広場ではわくわくマルシェ&フリーマーケットが開かれ、長岡京市のグルメも集結して88の出店があった他、街中でたくさんの協賛店が出店し、市内中が盛り上がりました。

中央会場のステージでは、京都ハンナリーズチアスクール長岡京校などのダンス、歌、踊りと見どころ満載でした。勝竜寺城沼田丸跡の沼田丸広場会場でも戦国つつじ武将隊のステージ披露などもあり、会場近くを結ぶ循環バスに乗って移動する方も多くみられました。

出発式の後、歴史文化行列、お輿入れ行列、町衆祝い行列、響太鼓、なるこ踊りや各種団体など総勢1000名が長岡第六小学校から勝竜寺城まで巡行しました。沿道で楽しむ市民が手を振って応援してくれたり写真を撮ったりと街は活気にあふれるものとなりました。

勝竜寺城に到着し、勝竜寺城のステージでは、細川忠興とお玉の「婚礼の儀」が執り行われました。今年の細川忠興と玉の配役は、結婚を機に長岡京市に来られた友野翔太さんと長岡京市で生まれ育った友野祐佳さんです。結婚10年目となるお二人の長男の太一郎さんがくじを引き当てたそうです。

長岡京市のお酒「ガラシャの夢」で、盃(杯)を交わし、当時の姿を美しく再現されました。地元に製造工場のあるサントリービールから来場者にもプレミアムモルツの缶ビールが配布され、忠興の音頭で来場者らが祝杯を挙げました。

会場の一つとなった勝龍寺城は、室町幕府の御被官衆として、その後戦国時代まで、この地域に独立した惣国を作り上げてきた神足氏や中小路氏、物集女氏、革嶋氏など西岡36人衆といわれる土豪たちの結集拠点でしたが、織田信長の上洛後に入場した細川藤孝によって当時最先端の城郭に改築された歴史があるそうです。(西山の郷土史研究家HOTSUU氏談)

今年は晴天にも恵まれ、歴史深い長岡京を楽しむ一日となりました。取材にご協力いただきました皆様ありがとうございます。

勝竜寺城公園 京都府長岡京市勝竜寺12−1 075-952-1146

地域ニュースサイト号外NETライター(長岡京市 など)

京都府長岡京市で小さなパン屋を開いています。山登りが好きで、人生の目標は「日本百名山に登ること」。少しずつおいしい食べ物を準備しながら登る日を夢見て、よりみちをしている毎日です。よりみちばかりで目的地にたどりつきませんが、それも味がある!いろんな人と出会い、地域を愛し、つながりをつくっていくのを見ているのが好きです。竹の街京都から発信します。

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