JR和歌山駅のそばにある「みその商店街」。市街地からやや離れている立地であること、近隣に百貨店があることによって現在は閑散とした寂しい雰囲気となっていますが、あえて昔のままのレトロな雰囲気を活用して営業しているお店があります。そんなみその商店街で、SNS世代を中心に話題となっているお店が「THE MISONO」さん。商店街が活発だったころの懐かしい雰囲気を残しつつも新たに喫茶＆セレクトショップとして生まれ変わった同店を実際に訪れ、令和時代の若者の目には新鮮に映るノスタルジックな魅力を体感してきました♪

「THE MISONO」ってどんなお店？

「THE MISONO」さんがお店を構えているのは、JR紀勢本線和歌山駅そばにあるみその商店街の一角。駅の西側にある大通・新和歌浦中之島紀三井寺線から商店街を通る新南26号線に入ってすぐのあたりに見える緑色のひさしを目印にお店へ向かいましょう。

喫茶店とブティックを併設している同店。お店の前にはチョークで手描きされたクリームソーダやプリンのイラストが描かれた看板が置かれていました。

店内は、アイボリーとダークブラウンを基調とした昔ながらの喫茶店に、色付きガラスや個性豊かなデザインのランプシェード、雑貨類などでビビッドかつカラフルな差し色を加えています。

SNS世代の若者に人気があるのは、喫茶スペースの奥に設けられたこちらのエリア。壁面に大きな鏡が取り付けられているので、店内のノスタルジックな雰囲気に囲まれながら自撮りを楽しむことができます。

天井から釣り下がるシャンデリアはとてもカラフルで、どことなくレトロな雰囲気が漂うデザインが魅力的です。

プリンとクリームソーダでレトロを満喫

可愛らしくノスタルジックな喫茶店を訪れたので、せっかくならば思い切りレトロな雰囲気を満喫したい！ということで、今回は同店屈指の人気ペアリングを試してみることに。そこで選んだのは、喫茶店の定番スイーツ・プリンと、真ん中に仕切りのあるペアグラスでいただくクリームソーダの2品。

クリームソーダは最大2種類のフレーバーを選ぶことができ、今回は全国的にも希少なペアグラスの魅力を楽しもうと「ペアソーダ」をオーダーしました。メロン、イチゴ、ブルーなど定番シロップのほか、巨峰、ライチ、パッションフルーツといった個性的なフレーバもラインアップしている同店。今回は、うっすら淡いイエローに色付く「レモン」と、半透明の色合いがレトロな「巨峰」のシロップを選びました。シロップで色付けされたソーダはグラスの左右それぞれに注がれ、その上にはアイスクリーム、チェリー、レモンがトッピングされています。1杯で2種類のクリームソーダを楽しめるので、ちょっぴり得をした気分になれそうです。

プリンは見た目や食感の特徴をそのまま書きあらわした「懐かしい固めプリン」という名称で提供。銀色の脚付き皿に乗った固め食感のプリンは卵の濃厚な味わいが強く、ほろ苦いカラメルソースの味わいと相まって甘さと苦味のバランスがちょうどいい仕上がりに。真っ赤なチェリーが乗ったノスタルジックなビジュアルも最高です！

お店の奥にはセレクトショップも併設

お店の奥にはオーナーが厳選した古着を販売するセレクトショップがあります。こちらのブースは写真撮影禁止となっているので、お店に許可を取った上でブースの外側から少しだけ撮影をさせていただきました。ノスタルジックなお店の雰囲気にぴったりなどこか懐かしさを感じるデザインのお洋服がたくさん並んでいるので、同店を訪れた際にはぜひチェックしてみてくださいね！

「THE MISONO」の詳細情報

ノスタルジーあふれる空間でカフェタイムを楽しもう

お店の装飾から壁紙のチョイスに至るまで、大正～昭和初期のノスタルジックな雰囲気を感じられる同店。お店全体がフォトスポットといっても過言ではないくらい、どこを切り取っても画になる素敵な景色にきっと魅了されるでしょう。和歌山市を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね！