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【神戸市中央区】こうべ花時計が五色塚古墳 復元整備50年記念の絵柄に植え替え!ミストが心地いい〜

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

神戸市中央区・東遊園地の「こうべ花時計」が、2024年8月22日(木)、五色塚古墳・復元整備50年を記念するデザインに植えかえられました。五色塚古墳の形に50thという文字が入ったもので、タマリュウ(緑)、ベゴニア(白)、ジニア(杏)、トレニア(青)の合計3,000株の花で形作られています。

「こうべ花時計」の周囲からはミストが噴き出し、とても涼しげ。

バックの「こども本の森 神戸」のスタイリッシュな建物と花時計がミストに包まれるような光景が映えますね。

ちなみにこのミストの設備を手掛けたのは、霧とスプレーノズル専門の株式会社いけうちという企業のようです。専門の会社があったとは初めて知りましたね。

京都最古の禅寺、建仁寺に人工の雲海(雲海システム)を納入したのもこちらの会社のようです。光と雲海によるアートの空間を巡る体験型のサウンドアートナイトイベント「夜間プレミアム拝観『ZEN NIGHT WALK KYOTO』」が2024年8月2日(金)~9月22日(日) の期間開催。こちらのまさに雲海のような霧もすごい!

動画でどうぞ。

この花時計の前は夕方に訪れるとちょうど影になっていて、なんだかここだけ体感温度が他より1、2度低いような感じを受けます。

ベンチの後ろにはこんな本のオブジェが。

アクリル絵具、油彩絵具を使用した平面作品や樹脂コーティング作品、立体作品等を創られている穂波梅太郎さんの「ひらくとひろがる」という作品です。穂波梅太郎さんは、六甲ミーツ・アート 芸術散歩2021に作品を展示していたこともある関西在住のアーティストです。

古墳のようにも見えますが、これはカギ穴。

「あすを夢みる、カギをみつける。」

「本をひらく、世界がひらく。」

と記されています。

垂水区にある兵庫県最大の前方後円墳「五色塚古墳」

「五色塚古墳」は千壷古墳とも呼ばれ、4世紀の終わりから5世紀のはじめにかけて築造された全長194mを誇る兵庫県最大の前方後円墳。1975年に、国内で初めて築造当時の姿に復元整備されてから、2024年の8月8日で50年目を迎えました。

「五色塚古墳」については、以前、動画を交えこちらの記事でご紹介しています。

2026年の春には、古墳をより詳しく知ることのできる展望テラスを備えたガイダンス施設が古墳北側の広場に完成予定とのこと。

神戸市では、復元整備50年の節目に合わせ、「垂水に残るミステリアス。」のフレーズで五色塚古墳をPRするポスターやのぼりを各所に掲示、五色塚古墳の魅力をより多くの人たちに発信する取り組みを進めていくそう。

その取り組みのひとつがこの「こうべ花時計」の植え替えというわけです。

五色塚古墳・復元整備50年 特設ページも開設されています。(下記リンク)

「こうべ花時計」の五色塚古墳を見て、興味を持たれた方はぜひ現地に足を運んでみてください。こんな大きな古墳が神戸に!と驚かれることと思います。

基本情報
スポット名:こうべ花時計
住所:兵庫県神戸市中央区加納町6丁目1
アクセス:JR三ノ宮駅、阪急神戸三宮駅、阪神神戸三宮駅より徒歩約10〜13分。神戸市営地下鉄海岸線三宮花時計前駅4番出口より徒歩約6分。

五色塚古墳・復元整備50年 特設ページ

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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