【春日部市】惜しまれつつ11月24日に閉店した「イトーヨーカドー春日部店」その後の様子をレポート
多くの人に惜しまれながら、「イトーヨーカドー春日部店」が2024年11月24日にその歴史に幕を下ろしました。
クレヨンしんちゃんに登場する「サトーココノカドー」のモデルとしても知られており、多くのメディアでニュースとして取り上げられていましたね。
お店からお知らせがあった通り、閉店セレモニーは行われませんでしたが、当日の閉店時間には閉店を惜しむ多くの人々が集まりました。
残念ながら閉店してしまいましたが、その後、「イトーヨーカドー春日部店」はどのようになっているのでしょうか? 少し落ち着いた翌日や1週間後に様子を見に行ってみました。
閉店翌日の様子
建物の窓には目隠しがされており、内部の様子は確認できませんでした。ただ、隙間から片付けをしている人たちの姿が見えました。
トラックが出入りし、スタッフが作業を進めているようでした。夜には建物内の電気が点いており、翌日は後片付けなどが行われていたと思われます。
春日部駅方面から行くメイン入口の様子です。以前は平日昼間でも多くの人々が行き交っていましたが、その名残はありません。シャッターが閉じられ、中に入ることはできません。改めて「春日部のイトーヨーカドーが閉店したのだ」と実感し、寂しい気持ちになりました。
閉店翌日、この場所で足を止める方も多く、最後の記念撮影をする人々の姿も見られました。本当に春日部市民の皆さんに愛されていたことを感じますね。
閉店10日後の様子
閉店翌日には残っていたお店のサインが、10日後にはすべて取り外されていました。
また、夜間点灯していた建物の最上部の看板も、作業員によって外されている様子が見られました。市は防犯面から看板の点灯を継続するよう店舗側に要請していましたが、現在は完全に消灯しています。
外された「Ito Yokado」のサイン跡が、まるで涙を流しているように見えるのが印象的でした。平日昼間にシャッターが閉まったお店の前を通る人はほとんどおらず、その静けさが閉店の現実を物語っていました。
メイン入口のシャッターには「11月24日をもって閉店したこと」「27年間の感謝のメッセージ」、そして「閉店後の問い合わせ先」が記載されています。
今後への期待と不安
さて、今後この春日部のランドマーク的存在だったお店の跡地はどうなるのでしょうか?
向かいにある大塚家具跡地も長らく動きがない状況ですが、「中央一丁目地区第一種市街地再開発事業」が検討され、準備組合が再始動しています。市の新しい動きに期待を寄せる一方で、不安の声も少なくありません。
「イトーヨーカドー春日部店」跡地周辺が再び春日部市民に愛される場所になることを願い、今後の展開を楽しみに待ちたいと思います。
【店舗情報】
2024年11月24日に閉店した
「イトーヨーカドー春日部店」
〒344-0067 埼玉県春日部市中央1-13-1