イベント会場でもよく見かける、まぶしく輝くシルバーのキッチンカーが目印の「BLT CAFE」は、普段は福島市泉で営業をしています。

ダントツ人気ナンバー１は、「オーナーズバーガー」。ビーフ100％の分厚いパテにチェダーチーズとクワトロチーズのダブルチーズがとろりと溶ける、アメリカンスタイルの王道のハンバーガーです。
これでMサイズ。すごいボリュームですが、フレッシュなレタスやトマトもサンドされ、ソースがアクセントになってパクパクいけちゃいます。大きな口を開けて頬張るハンバーバーの美味しいこと！ん～幸せ！

キッチンカーでの営業なのでテイクアウトが基本ですが、お店の前にはテラス席があるのでお天気の良い日は風に吹かれながら食べるのもいいですね。
すべて注文を受けてから作っているので、いつも出来立てアツアツですが、「ワンオペ」で営業しているため混雑時は時間がかかる場合があるそう。数量が多い場合は予約しておくと良いかもしれませんね。とはいえ、営業中は電話に出られない場合もあるそうので、ご予約はお早めに！

店長の一條りかさんにお話をお聞きすると「美味しいものを食べて元気になって欲しい」という気持ちを込めて作っているといいます。「お腹いっぱいになると、悪いことをしようとは思わないでしょう？幸せな気持ちになって人にも優しくなれると思うんです。」

一條さんのこの思いは、前オーナーで２年前に亡くなった吉成洋拍（よしなりひろはく）さんの思いを受け継いだもの。そもそもこのBLT CAFEのハンバーガーは、吉成さんがアメリカのテキサス州に在住していたときに毎日食べていたものが美味しかったので、福島でも提供してみんなで幸せな気持ちになろうというのがコンセプトなんだそうです。
なるほど、だから「テキサス生まれ福島育ち」なんですね。ビーフ100％のハンバーガーのボリュームも美味しさも本場アメリカンスタイル（他にチキンフェレもあり）。これをみんなにも食べてもらいたいという前オーナーさんの思い、よく伝わってきます。

もうひとつ、吉成さんの遺志を継いだものが「ペイフォワード」。「ペイフォワード」とは誰かから受けた親切を他の誰かに返していくこと。「恩送り」とも呼ばれています。
お腹がすいたけど手持ちが心もとない、そんなときに誰かが買ってくれたチケットをBLT CAFEでは使うことができるのです。「いつか誰かに受けた親切を返してくれればいい」なんて素敵なコンセプトですね。

使うのに躊躇するかもしれませんが、たくさんの人が「ペイフォワード」に賛同してチケットを誰かのために購入し、そのチケットを使ってハンバーガーを食べて幸せな気持ちになっています。一條さんは「遠慮なく来てください」と笑顔で話してくれました。

キッチンカーで営業しているBLT CAFEは、イベントへも積極的に出店しています。今のところは福島市近郊が多いそうですが、依頼があれば遠方への出店も受けているとのこと。テキサス生まれ福島育ちの本格アメリカンハンバーガーを頬張って、みんなで幸せな気持ちになってみませんか？ぜひお問い合わせを。