【松山市】約40年の歴史に幕。洋館のような佇まいの一六本舗十六番館が2023年5月31日で閉店。
東石井にある一六本舗、十六番館。
レトロでその佇まいはまるで洋館。壁面に砥部焼のタイルがあしらわれています。知らないと、ここが一六本舗だと気付かない人もいるかもしれません。そのくらい雰囲気のある、他のお菓子屋さんと一線を画したお店。こちらのお店が、貼り紙によると2023年5月31日で閉店するとのことです。
一六本舗
株式会社一六が経営しているお菓子屋さん。創業が明治16年で、名前の由来はそこから。タルトや醤油餅などの愛媛銘菓のほか、ケーキなども販売している、松山市の代表的な老舗企業です。
一六本舗といえば一六タルト。特にタルトはいよてつ髙島屋などの県内主要百貨店、スーパー(株式会社一六の新事業として1976年に開業した「スーパーセブンスター」には全店舗に一六の店舗が併設されています)、JR松山駅など県内駅売店、松山空港売店、高速道路のサービスエリア、土産物店、道後温泉など松山近郊のホテルや旅館等の土産物販売コーナーなど、取扱店舗が大変多いです。そのため比較的容易に手に入れることができます。ただ、一六本舗十六番館、そこは一六本舗の専門店。品揃えは段違い。地元でもわざわざ十六番館で買うという人もいらっしゃいました。
松山インターからも近いので、お土産を買いに寄られる方も多かったのではないでしょうか。
こちらの店舗は昭和59年8月に開店された、まさに一六本舗のシンボル店ともいえる歴史ある店舗。とても雰囲気のいいお店だったので、閉店はとても残念です。この建物が取り壊されるのは勿体無い気がします…またこの雰囲気を活かした何か別のお店になると嬉しいのですが…。
【店舗情報】
一六本舗 十六番館
住所: 松山市東石井2-22-13
電話番号: 089・958・0016
営業時間: 9時〜19時
定休日: 年中無休
2023年5月31日閉店