ステルスプラスドライバーをコースで試打!超ハードだけどロースピンでぶっ飛ぶ可能性あり!?
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
テーラーメイドから発売された話題のステルスドライバー。3モデルをコースで試打して、スタンダードモデルの「ステルスドライバー」、ドローバイアスの「ステルスHDドライバー」のレポートをしてきましたが、最後はプロ・上級者モデルと言われる「ステルスプラスドライバー」です。
「ステルスプラス」はソールに左右方向に重心位置を移動できる10gのスライディングウェイトを搭載しており、自分好みの弾道に調整することが可能になっています。また他のモデルよりも重心位置が前方にあり、かなりのロースピンモデルとなっています。
構えてみると、ヘッド形状はほぼ他のモデルと変わりませんね。でもちょっとだけ小ぶりに見えるのは気のせいかな?相変わらず僕的には捕まるイメージが出ない形状です。もう慣れてきたけど。
で、打ってみましたが、打感は他の2モデルよりも少しだけ硬いというか、しっかり感があります。ズシッとくる感じ。打音も少し低い感じがしますね。個人的にはこの「プラス」の打感と打音は好きです。
弾道は低い!試打したヘッドが9度だったこともあると思いますが、とにかくボールが上がらないです。
しかもつかまりも良くない。僕だとかなりつかまえてもドローになることはないですね。やっとストレートボールってとこでしょうか。10.5度のヘッドならもう少し弾道も高くなるとは思いますが。
シャフトは純正のTENSEI SILVER TM50のSだったのですが、これもけっこうしっかりしてるので、クラブ全体としてかなりハードです。シャフトもボールを上げてくれる感はほぼ無いし。
ロースピン性能はかなり高いですね。もともとスピン量多めの僕でもかなりのロースピン弾道になりました。スピン量少なめの人だと、もしかしたらドロップしちゃうかもしれません。このスピン量でしっかりと高弾道が打てれば飛距離は出そうだな〜と思います。
ラウンド中はなんとかドローが出るくらいのつかまった球を打ちたいとがんばっていたのですが、なかなか上手く打てず、途中からつかまったフェードを打つイメージに変えたら、かなりいい弾道が出るようになりました。フェードだけどスピンが多すぎず、飛距離もけっこう出ていました。
僕的にはフェードで飛ばせるというのはなかなかポイント高いです。無理にドローを打つという動きをしなくていいので、楽に打てる。
しかし本当にこの「プラス」はハードでしたね。このヘッドのポテンシャルを活かすためには、ある程度のヘッドスピードが必要だと思うし、スライサーでは全く歯が立たないでしょうね。
でも逆に言えば、このヘッドのロースピン性能を活かせる人であれば、かなり飛ぶドライバーになるんじゃないでしょうか。
そんなことを言っておきながら、僕はただのアマチュアオッサンゴルファーのくせに、この「プラス」を使いたいと思っています。
やはりロースピン性能が魅力なのと、3種類のヘッドの中で一番打感が好きなんです。10.5度のヘッドを選んで、シャフトもつかまりのいいものを使えば、いい感じの中弾道フェードが打てるんじゃないかな〜なんて妄想してます。
もしかしたら、速攻で手放しちゃう事態になるかもですが(笑)
「ステルスプラス」は、かなり使い手を選ぶヘッドですが、魅力のあるヘッドではあると思います。パワーのある人、フッカーの人は一度試してみてもいいかもしれませんね。