【大阪市淀川区】東三国にAEDの博物館「AEDミュージアム」。淀川区と運営元が1月30日に連携締結。
大阪メトロ御堂筋線の東三国駅近くに、日本初で、世界でも一番大きな規模のAEDの博物館「AEDミュージアム」が、2024年春のオープンを目指して準備中とのことです。
これに先立ち、運営元の株式会社エム・イー・サイエンスと大阪市淀川区との連携協力に関する協定締結式が、2024年1月30日(火)に行われました。
場所は、大阪市淀川区役所の区長応接室。こちらは、大阪市淀川区の岡本区長と株式会社エム・イー・サイエンスの西村代表取締役社長の調印式の様子です。
調印後の記念撮影には、淀川区のマスコットキャラクター「夢ちゃん」も駆けつけ、可愛いさを振りまいていました。
※ちなみに「夢ちゃんオフィシャルページ」によると、「夢ちゃん」は、「どんぶらこ~と、淀川河川敷に流れ着いて、淀川区に住みついた川の妖精! 頭のうえのパンジーは河川敷でみつけたお気に入り☆」とのことですよ。
こちらは、現在の「AEDミュージアム」の様子です。
株式会社エム・イー・サイエンスは、淀川区東三国で1987年創業の医療機器の商社
株式会社エム・イー・サイエンスは、医療分野である循環器系を中心とした医療機器の卸売業を営んでいましたが、いち早く2004年よりAED(自動体外式除細動器)の取り扱いをスタートしました。
AEDが、非医療従事者、つまり一般の市民も使用できるようになってから、今年で20年。
実は、AEDは、かつては使用できるのは医療従事者などに限られていましたが、2004年(平成16年) 7月1日 から非医療従事者、つまり一般の市民も使用できるようになり、この日は「 AEDの日 」と定められています。今年2024年で、ちょうど20年となります。
詳細は厚生労働省のホームページにも記されていますが、この日以来、次のような場合に、非医療従事者、つまり一般の市民も利用しても良いとなりました。
同年(平成15年)9月、政府は、構造改革特別区域推進本部の決定として、少なくとも次の4つの条件を満たす場合には、非医療従事者が自動体外式除細動器を用いても、医師法違反とならないものとするとの方針を明らかにしたところである。
(1) 医師等を探す努力をしても見つからない等、医師等による速やかな対応を得ることが困難であること
(2) 使用者が、対象者の意識、呼吸がないことを確認していること
(3) 使用者が、自動体外式除細動器の使用に必要な講習を受けていること
(4) 使用される自動体外式除細動器が医療用具として薬事法上の承認を得ていること
災害や事故、様々な疾病、スポーツ時の急病等の時、近くに医師や医療従事者がいないというケースは、決して少なくはないと思います。こんな時は、速やかな対応を得ることが困難でした。2004年(平成16年) 7月1日 の「 AEDの日 」は、貴重な第一歩だったんですね。
こうした社会背景に、いち早く対応できるよう、積極的にAED(自動体外式除細動器)のハードの取り扱いと講習等に取り組んでこられた企業が株式会社エム・イー・サイエンス。
「心臓突然死、スポーツ中の心停止から命を守る為、AEDをもっと沢山の方々に知ってもらいたい。救える命を救いたい。地域社会に貢献して行きたい。」という使命のもと活動されているとか。こんな会社が、地元、東三国にあるなんて嬉しいですね。
今回の連携協力に関する協定締結式は、地元自治体との緊密な相互連携と、協働による活動を目指すもの。
協定書の具体的な内容は、大阪市淀川区のホームページに載っていますので、見ることができますよ。
地域の活性化に関すること、安全・安心に関すること、教育に関すること、その他目的達成のため必要な事項に関すること等が取り決められています。
地方自治体と、地元の実績ある専門企業がしっかりと連携したことにより、今後は様々な協力活動が生まれていくのではないでしょうか。
「AEDミュージアム」は、市民がAEDについて知見を深め、使用方法などを学べる場所。
「AEDミュージアム」の現在の様子を見ても、非常に色んな種類のAEDが揃えられているようで、これらのAED機器についての知識や体験を学べるようになる日が楽しみですね。
今回の「大阪市淀川区との連携協力に関する協定締結式」の実施で、2024年春の「AEDミュージアム」オープンに弾みがついてゆくと良いですね。
みんなの暮らしと健康を守る為に役立つAEDの博物館「AEDミュージアム」のオープンを心から待ちたいと思います。
「AEDミュージアム」オープン予定の株式会社エム・イー・サイエンス本社
〒532-0002 大阪府大阪市淀川区東三国4丁目14-24 エム・イー・サイエンス 4F