2024年2月3日（土）に春日井市総合福祉センターで開催された防災イベント「防災ヒーロー入団試験」をご紹介します。
家族で楽しく遊びながら防災について学ぶことが出来るイベントで、防災についての意識が高まるとても良い機会となりました。

今回伺ったのは春日井市浅山町にある総合福祉センターで開催された「防災ヒーロー入団試験」です。
4つのブースを回ることで防災について遊びながら学ぶことが出来る参加費無料のイベントで、家族で参加させていただきました。

4つのブース全てが子供でも分かりやすく楽しめる内容となっており、全て回ってちょうど1時間くらいの内容でした。

まず会場となった総合福祉センターに入ると、受付で今回のイベントに参加するためのスタンプラリーカードとクイズラリーの解答用紙を受け取りました。

災害時の対応の仕方など大人でも分からない内容のクイズもありとても勉強になるクイズラリーでした。

クイズラリーの後は他の試験をクリアすべく3つのブースを回りました。
こちらは火事の際の煙を体験できる「スモーキー迷路」です。

ライターも体験させていただきましたが、煙の量が多いと前が全く見えず驚きました。
段ボール迷路の中を姿勢を低くして進むのも大変で、親子でとても良い経験になったと思います。

続いてはアレルギー表示の見方ゲームに挑戦しました。
アレルギーに対応している市販の備蓄品の展示もありとても参考になりました。

またこちらのコーナーでは「春日井市地震防災マップ」の配布もあり、地震があった際の揺れの予測や自宅近くの避難所が記載されておりとても役立つ情報が載っていました。
この「春日井市地震防災マップ」は春日井市のホームページからもダウンロードが出来るので興味のある方は是非チェックしてみて下さい。（文末にリンク有り）

最後のブースでは「非常品持ち出し品ゲーム」が行われていました。

非常時に持ち出したい品物のカードを選び、最後に合計のg数を計算して実際にその重さのリュックを背負ってみることが出来るゲームです。

リュックは3キロから15キロまで用意されており、大人から子供まで実際に重さを体験できるようになっていました。
我が家は選んだ持ち出し品が約10キロだったので10キロの見本を背負わせてもらったのですが、かなり重く、これを背負って避難すると思うとかなり大変だということがよくわかりました。

非常時の防災グッズについてイメージがあっても実際に持ち出せる重さまでは考えが及んでいなかったので、改めて非常時持ち出し品の見直しを考えさせられる内容でした。

全ての試験をクリアし、最後に防災ヒーロー認定証をもらうことが出来ました。

認定証に自分の名前や好きなイラストを描いて缶バッジが作れるようになっていて、素敵な思い出になったと思います。

さらに驚いたのが最後に好きな雨具と非常食のセットがもらえた点です。

役立つお土産もたくさんもらえて、親子ともにとても嬉しいイベントでした。

防災について日頃学びたいと思っても中々きっかけがないと難しいので、今回は親子で楽しく学べるとても良い機会となりました。

2月3日（土）には、同じく総合福祉センター及び隣接の福祉文化体育館にて「災害救援ボランティア体験研修会」も開催されました。

年に1度開催されているイベントで、参加者の方は災害救援ボランティアセンターに集まったボランティアという設定で、被災者の支援に向かうという模擬体験も行われました。
皆さんとても真剣な表情で参加されており、意識の高さがうかがえました。

どちらのイベントも参加された皆さんは防災についての知識が深まるとても良い体験になったのではないでしょうか。
今回参加できなかった方も是非防災についてご家族で話し合うきっかけにしてみて下さいね。

※取材では社会福祉法人春日井市社会福祉協議会様のご協力により一部画像を無償でご提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。