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福岡に逆転負けで、浦和はマチェイ監督のホーム最終戦を勝利で飾れず

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第33節。浦和レッズはホーム最終戦となるこの試合、埼玉スタジアムに、アビスパ福岡を迎えての一戦となった。また今季限りでの退任が発表されたマチェイ・スコルジャ監督も埼スタで指揮を執る最後の試合となった。

試合は、浦和が圧力をかける中で前半15分に試合を動かした。DF明本考浩がドリブルでペナルティーエリアに侵入した所を福岡のDF奈良竜樹がスライディングで倒したプレーがVAR判定となり、浦和がPKを獲得。このPKをDFアレクサンダー・ショルツが落ち着いて決めて、浦和レッズが先制する。

しかし31分、福岡のFW山岸祐也のパスで裏に抜けた、地元武南高校出身のMF紺野和也がゴール前に侵入すると、GK西川周作の頭の上を越すテクニカルなループシュートを決めて、福岡が同点とする。同点ゴールで勢いづいた福岡がその後も好機を作るも浦和も守り切り、前半は1-1で折り返した。

後半57分、福岡が左サイドの崩しから、クロスボールをDF小田逸稀がダイレクトボレーでゴールに突き刺すもオフサイド判定となるが、VARによって判定が覆り、ゴールが認められて福岡が2-1と逆転に成功する。さらに61分、浦和のGKからのビルドアップを狙っていた福岡がハイプレスで奪うと、MF紺野が左足を振りぬいて今日2得点目。3-1とした。

3位死守のためにはこのままでは終われない浦和も74分、途中出場のFWブライアン・リンセンのシュートがポストに当たり、跳ね返ってきたボールをMFアレックス・シャルクが押し込み、1点差とする。何とか追いつこうとスクランブル体制で、浦和も前掛かりになって攻めるも守りを固める福岡を崩せず、試合は2-3で終了。福岡に逆転を許す結果となった。

これにより、浦和は4位に後退して、広島が3位に浮上。最終戦を残して浦和が3位以内に入るには黄色信号が灯ることとなった。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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