【長野市】運転士不足が深刻化。長電バスは来年より路線バス(一部を除く)の日曜運休を発表しました。
長野市内の路線バスを運行している「長電バス株式会社」は、2024年1月21日から当面の間、一部の路線を除き、日曜日を運休することを発表しました。
主な理由は、以前から問題となっていた運転士不足です。全国的にも問題となっている路線バスの運転士不足ですが、長野市でも同様にとても深刻な問題となっています。
運休する路線は下記の通りです。既に土休日運休の路線は除きます。※()内は主な経由地
より詳細な情報を確認したい方はこちらよりご確認ください。
【平林線】長野駅ー柳原(平林・市民病院経由)往復44本
【牟礼線】長野駅ー飯綱営業所(本郷駅・吉村)往復4本
【浅川西条線】長野駅ー浅川西状(宇木・若槻団地)往復35本
【東長野病院線】長野駅ー東長野病院(宇木・徳間北)往復33本
【三才線】長野駅ー柳原(宇木・三才駅)往復1本
【マユミダ三才線】長野駅ー柳原(檀田・三才駅)往復2本
【須坂・屋島線】長野駅ー須坂駅(エムウェーブ・屋島)往復14本
【綿内・屋島線】長野駅ー綿内駅(エムウェーブ・屋島)往復18本
【市民病院浅川西条線】浅川西条ー柳原(若槻団地・市民病院)往復1本
【三才東長野病院線】柳原ー東長野病院(三才駅)往復1本
【屋代・須坂線】屋代駅ー須坂駅(松代駅・綿内駅)往復29本
◎アルピコ交通株式会社との共同運行「大豆島保科温泉線」「市街地循環ぐるりん号」は除きます。
長電バス株式会社の発表を詳しく見ると、運転士不足の中、生活の為に必要な路線バスを維持する為、高速バスや貸し切りバスの運転士を充当させて、路線バスの不足分を埋めている状態とのことです。その他にも、厳しい現状について率直に公表されていたのが印象的でした。
今後は、一定の運転士が充足されれば日曜の運行が再開されるそうですが、逆にこれ以上の運転士が不足した場合は、さらなる対応が必要となるとのこと。
本当に危機的状況です。
運休の路線を見ると、主に長野市内の北側の地域が目立ちます。日曜日でも通勤やお買い物等で利用する方も多いので不便になりますが、利用する側である私たちも現況を知って理解することが大切だと感じました。
日曜日にバスを多く利用される方は、早めに代替えの交通手段の検討をおすすめします。
これから市民の交通手段はどうなっていくのか・・・。何かできることはないか考えさせられる出来事でした。