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キャスパーの5試合ぶりの先制弾も浦和レッズはルヴァン杯準決勝第1戦を1-1の引き分けで終える。

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

ホーム&アウェイの2戦合計スコアで争われる、YBCルヴァンカップ準決勝。浦和レッズは第1戦でホーム埼玉スタジアムに、セレッソ大阪を迎えての一戦となった。

バックスタンドのアッパー席にはサポーターが施したビジュアルサポートによって、決勝進出に向けた強い気持ちが送られていた。

試合は12分、久しぶりのスタメン起用となったDF山中亮輔の左サイドからのクロスをFWキャスパー・ユンカーが右足でダイレクトで合わせて、浦和レッズが開始早々に先制点を決めた。セレッソ大阪も39分に決定機。FW山田寛人がディフェンスをかわしてシュートを放つもGK鈴木彩艶がビックセーブで事なきを得た。前半は1-0と、浦和レッズが1点をリードして折り返した。

5試合ぶりのゴールとなった、FWキャスパー・ユンカーは「技術が必要でしたし、しかも右足でのゴールでしたので自分でもびっくりしています。クロスが入った時には当てることだけを考えて振りましたが、クリーンにヒットしてゴールになって良かったと思います」と先制点を振り返った。

後半は、同点を狙うセレッソ大阪が攻勢をかけ続ける展開に。後半10分に両サイドからの攻撃で決定機を作るもシュートは連続でクロスバーに直撃。浦和レッズはMF小泉佳穂、MF関根貴大、DF明本孝浩の3枚を同時に交代させて流れを変えようと試みる。しかし後半21分、セレッソ大阪が右サイドからMF坂本達裕のクロスを、FW山田寛人が押し込んで、1-1の同点とした。

その後は勝ち越しを狙う両チームが、一進一退の展開となるが、両チームGKのビックセーブもあり、1-1で試合は終了した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「3回ポストに救われたシーンがあって、1-1という結果は、このようなことを見ると悪くはないのかなと思います。もしあのシュートを決められて逆転されていたら、より厳しい状況での次の試合を迎えることになっていたので、決して求めていたようなスコアではなく満足はできないですが、試合の流れを見た時に、1-1ですんだということは次に向けて良かった所なのかと思います。状況的にはフロンターレとの2試合と似ているので、2戦目でしっかりと勝てるようにしていきたいと思います」と試合を振り返った。

決勝進出は第2戦の勝敗で決することになる。浦和レッズの決勝進出の条件は、勝利または、2点以上での引き分けとなる。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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