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世界8位のモロッコが圧勝。ブラサカ、チャレンジカップ2019

佐々木延江国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表
ブラサカ、モロッコが優勝!  写真・PARAPHOTO/中村 Manto 真人

 パラリンピックでのメダルをめざし2年目の開催となる国際親善大会「ブラインドサッカー チャレンジカップ2019」が12月8日、町田市立総合体育館(東京都)で開催され、世界ランク13位の日本代表は世界ランキング8位のモロッコ代表と対戦、5−1でモロッコが圧勝した。

 14時にキックオフした試合は、日本の10番・キャプテン川村怜が先制点をあげたものの、19歳のエースストライカー・10番のズハイール・スニスラ(ZOUHAIR・SNISLA)と黄金のコンビネーションで得点を狙う9番アブデラザク・ハッタブ(ABDERRAZAK・HATTAB)の連係でチャンスを作るモロッコに逆転を許す。モロッコは攻撃と守備が分業化され、日本はなかなかシュートまで持ち込めずに前半を1-3で折り返す。

優れたボール奪取力を見せつけたモロッコ9番アブデラザク・ハッタブ(ABDERRAZAK・HATTAB)と日本代表キャプテン10番・川村怜 写真・PARAPHOTO/中村 Manto 真人
優れたボール奪取力を見せつけたモロッコ9番アブデラザク・ハッタブ(ABDERRAZAK・HATTAB)と日本代表キャプテン10番・川村怜 写真・PARAPHOTO/中村 Manto 真人

 後半に入りモロッコ、10番ズハイールのファウル数が5となり退場。黄金のコンビネーションは途絶えてしまうものの、9番アブデラザクが得点を積み重ねる。コーナーキックからのパスをダイレクトでシュートしゴール。さらには自らボール奪取しドリブルで持ち込んで強烈なシュート。日本を5-1と突き放す。着地の際に足を痛めた9番が一時的に退き、モロッコは二人のエースを欠いた状態となったが、日本は1点が奪えない。

 終了間際には川村がシュートまで持ち込む場面が何度かあったものの、日本は1点を返すことができなかった。

(編集協力・中村和彦)

国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表

パラスポーツを伝えるファンのメディア「パラフォト」(国際障害者スポーツ写真連絡協議会)代表。2000年シドニー大会から夏・冬のパラリンピックをNPOメディアのチームで取材。パラアスリートの感性や現地観戦・交流によるインスピレーションでパラスポーツの街づくりが進むことを願っている。

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