【西宮市】日本庭園と世界中から集まるトップクラスの絵本原画に癒される!
西宮が誇る美術館と言えば「大谷記念美術館」。行ったことがある方は多いのではないでしょうか?香櫨園にあります。
故大谷竹次郎氏(元昭和電極社長・現社名SECカーボン(株))の土地建物、美術作品の寄贈により、西宮市が1972(昭和47)年11月に開館した美術館です。
展示物だけではなく、美しい日本庭園が魅力。庭園を散歩もできるんですよ!人の手による計算された自然とアートどちらも一緒に堪能できるなんて一石二鳥です。
いつか行ってみたいな、と思っている方は、今の時期がおすすめ。8月13日(土)9月25日(日)までは、特別展示「イタリアボローニャ国際絵本原画展」が開催されているからです。
「イタリアボローニャ国際絵本原画展」は、1978年から毎年開催されている人気の特別展示。
国際的なコンクールで入賞した作品が集まる展示です。作品はコロナ禍のため、オンラインでの応募だったこともあり、郵便事情が悪い国からも応募が多く、過去最多92か国3873組からの応募があったそうです。
そんな中から入選した日本人4名を含む29カ国78名の作品が見られるんです。
それぞれの国らしさがどこかに見られ、ほんとにいろんな色、作風の作品がずらり。
あんまり絵心がない私のような人でも、とっても楽しめる素敵な絵本の世界が広がっています。
今回は、小学生の息子も一緒に作品を見て楽しみました。普段はゲームばかりしている子ですが、彼なりに心惹かれる作品もあったようで、とてもいい機会でした。学校から配布されたのびのびパスポート持参で入館無料です!
入賞作品の絵本を座って読めるお得なコーナーもあります!かたっぱしから全部読みたいくらいでした。実際かなり居座ってじっくり読み込んでいる親子もいました。
惜しくも入賞を逃した若手作家の作品から選ばれた2点がスペインの出版社から出版されたので、その特別展示も公開されていました。
審査員の方々のインタビューの動画が見られるコーナーもあります。3873組から78組を選ぶのはきっととっても大変でしたよね!選考の基準なども分かりやすく話されていました。
館内にはこじんまりとした素敵なカフェや、緑と流れる水がふんだんな庭を背景にしたミュージアムショップもあります。
ミュージアムショップでは、今回の展示作品の絵本だけではなく、様々な絵本や書籍、グッズがありました。子どもと行ったら絶対買うことになります……。
館内のあちこちにソファがあるので、ゆっくり時間をかけて鑑賞でき、帰路につく前には建物の外をぐるりと1周して、庭園の散策が楽しめます。
かわいい絵本の世界をぜひ、覗いてみてください!
今回は、学芸員の作家さんにお話を伺いました。
住所:兵庫県西宮市中浜町4‐38
TEL:0798‐33‐0164
閉館日:水曜(祝日の場合は開館、翌日休館)
開館時間:10時~17時
入館料:入館料は展覧会による(イタリアボローニャ国際絵本原画展は、西宮市在住の大人1000円、同じく65歳以上は500円、ココロンカード、のびのびパスポート持参の子どもは無料
アクセス:阪神電鉄「香櫨園駅」徒歩約6分
駐車場無料15台あり