【碧南市】『鬼瓦アイス最中』ってご存知?(株)鬼福さんが手掛けるいぶし銀のアイス最中、食べられます♪
shungikuです。
西三河地方、中でも碧南市、高浜市、安城市は「三州瓦」と呼ばれる瓦生産が盛んな土地です。
「鬼瓦」という装飾瓦は伝統工芸であり魔除け・厄除けとして長く生活の中に溶け込んでいました。
しかし、人々の生活様式や嗜好の変化で少しずつ鬼瓦の需要は減ってきています。
(株)鬼福さんも歴史ある工房ですが、4代目の鈴木社長は様々な発想・取り組みでその状況を打破すべく新しいものを生み出しています。
その一つがこの『鬼瓦アイス最中』なのです。
工房を訪ねてお話を伺いました。
『鬼瓦アイス最中』はバニラ・ショコラ・濃抹茶の3種類の味があります。
注目はやはり”最中の皮”でしょう。
(株)鬼福さんが伝統を守ってきた「いぶし銀」が見事に再現されているではありませんか!
ポスターにあるように「食べられるお守り」として”ゲン担ぎ””景気づけ”に重宝されるようになってきたといいます。
精密に再現された「鬼瓦」にも驚かされましたが、それには最新3Dスキャン技術が生かされているとのことでした。
異業種である食品を扱うことで苦労はあったと思いますが、鈴木社長は「新しい人と人の繋がりができ、伸びしろがあると感じた」とおっしゃいました。
”新しい方向性”を見つけた心意気を感じました。
先月には高浜市の学校給食に採用(最中の皮のみ、アイスなし)されるなど、新たな道筋も見えてきたようです。
購入して断面を楽しみ、食べてみました。(美味しかったです)
これからの季節、来客も増えることでしょう。
お正月に冷凍庫からこれを出して「ゲン担ぎ・景気づけ」はいかがでしょうか?
話が弾むこと間違いなし!
工房内部を案内していただきました。
歴史を感じる内部には伝統技術を生かした作品の数々が迫力満点で並んでいました。
力強い面持ちの植木鉢です。
寺参りが趣味のshungikuは屋根瓦や鬼瓦を観察するのが楽しいのですが、このような「伝統」はどこかで誰かが守り続けてくれることを願っています。
そして、表面的な形が変わっても「技術」は継承していってほしいのです。
(株)鬼福では「技術」を継承しつつ多方面へのコンテンツ展開をしています。
写真の各色揃ったペーパーウエイトはインテリアとしても活躍しそうですし、プレゼント品としても”気が利いている”と思います。
個性的な「ティッシュボックス」、リビングルームや玄関に置いてあったら楽しそうです。
もはや実用的ではないところがチャーミングな「鬼瓦ヘルメット」・・・
重さが難点ですが「角」が安全面で問題ありということで、今のところ認可されていません。(チャレンジは大切)
「飾り物・置物」としてはかなりかっこいいです!
”実用的”な商品も紹介しましょう。
節分セット「鬼は福」、1合枡にぴったり入る鬼瓦が福を招いてくれそうです。
いつもとちょっと違った「節分」になるでしょう。
鈴木社長は「鬼瓦で世の中をHappyにしたい。その手段の一つが最中」「食べられるお守り、ですから」と。
『鬼瓦アイス最中』は碧南市のふるさと納税返礼品にもなっています。
みなさんも『鬼瓦アイス最中』を食べて、福を呼び込んで新年を迎えませんか。