知らなきゃ損【クワイ】お手頃価格のもので簡単に調理【野菜のプロ】農業女子歴15年が伝授
いよいよ、1年に1回の旬の時期をむかえる「クワイ」ですが、スーパーの売り場でも、こっそり脇の方にちょっとだけある存在感の薄い野菜でもあります。昔からクワイは、その角がでているような見た目から「芽が出る」「子孫が繁栄する」などから縁起物としておせちに使われています。一番有名なのは「黄色く色付けて、ちょっと鈴の形のような含め煮」になっているものを目にしたことがある方が多いかと思います。
青くわい・吹田くわいとは?
一般的に出回っていてみなさんがご存じなのは、皮が青色の「青くわい」です。ちょっとした独特のえぐみのようなものがあります。けれど、火を通すとホクホクした食感になります。関東ではなじみがありませんが「吹田クワイ」というものも大阪では栽培されていて、「青くわい」よりも、えぐみが少なく食べやすいと言われています。ちなみに中華料理に入っているサクサクした食感のクワイはまた違うものです。
お手頃サイズの小さめがオススメ!
お手頃価格の小さめサイズがねらい目、大きいサイズになればなるほど、高級品で1玉、数百円になるほどです。なかなかその金額を使うにはしっかり、おせち料理に使うぞ!と気合を入れないと無理そうです。が、小さいサイズなら、非常にお手頃価格で手に入るのでおすすめです。
素揚げをとりあえずやってみて!
小さいサイズは、そのまま素揚げして塩を軽くふって食べてみてください。独特のホクホク感と、エグミがいい味だしてます。最近は、お節料理にもなかなかクワイが入ってないことも多く、需要と供給の部分で食べる人も少なくなっています。ただ素揚げするだけなら、簡単なので挑戦してみてください。食べる人が減るということは、作る人も減少してるというのも現実。どんどんクワイ農家も少なくなってきているのです。昔ながらの伝統野菜をしっかり守っていきたいものです。
※この記事には個人の見解を含みます。
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