ようやく猛暑も終わり、秋の爽やかさが感じられる気候になってきましたね。お出かけもしやすくなってきたのではないでしょうか？

日が落ちるのも早くなってきて、花火大会も早い時間から始まることが多くなりました。終了時間も早いことが多いので、終わってからゆっくり飲食も楽しめてデートにもピッタリ！　東北から九州まで、9月28・29日開催の花火大会10選をご紹介します。

※掲載内容は記事執筆時点のものです。最新の情報を公式サイト等でご確認ください。

9月28日（土）

東北未来芸術花火（宮城）

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県亘理町。その復興と発展への願いを込めて2022年に始まった「東北未来芸術花火」が2024年も開催されます！ 「芸術花火」シリーズは、約50分間ノンストップで音楽とシンクロした花火を打ち上げる花火ショー。多彩なジャンルから選曲されますが、どんな曲が使われるかは当日のお楽しみ。様々な煙火店の花火が上がるのも楽しみの１つですが、今回の参加煙火店には地元宮城の芳賀火工、佐藤煙火も名を連ねています。

花火打上前には多彩なステージイベントが行われ、「うまいもの市」には出店も並びます。混雑を避け、早めに行ってイベントや飲食を楽しみ、花火が始まったら花火に集中！がおすすめです。全席有料の花火大会となっており、チケットはプレイガイドにて販売中。当日券の販売も予定されていますが、前売券の方がお得です。売り切れている券種もあるのでご検討はお早めに。

双葉花火（福島）

「双葉花火」が開催される双葉町も、東日本大震災のとき、津波と原発事故で大きな被害を受けました。復興途上にあるこの町にたくさんの人を集めたい、県内の花火師がひとつとなって感動の空を作りたいという願いから、「双葉花火」が開催されることになりました。約10000発という福島県内最大規模、全編を音楽花火で構成し、ほかに能登復興応援エール花火や、有名花火師の芸術玉20選、朗読花火など様々な企画が盛り込まれています。

会場内は全席有料席となっており、イス席、テーブル席など落ち着いて楽しめる指定席や、芝生上の自由席があります。チケットなしでも入れる「おもてなしエリア」ではフードや日本酒などが楽しめ、線香花火づくりなどのワークショップも開催されます。

大洗海上花火大会（茨城）

茨城県大洗町で開催される「OARAI HANABI FES 2024」は、音楽やフード、サウナまで楽しめるビーチフェス。その終盤で行われる花火大会は、茨城が誇る花火の名匠、野村花火工業が打ち上げを担当するため、花火を目当てに訪れる観客もたくさん。上質な花火に加えて二尺玉も上がり、2024年は過去最大の約15000発を打ち上げます。

チケットはライブと花火の両方を楽しめるものから花火のみのチケット、ライブ観覧チケットなど、目的に合わせて選ぶことができます。ライブも込みで一日遊ぶもよし、花火のみ楽しむもよし、少し涼しくなった海辺で秋の夜をゆっくり過ごしてみては？

水郷潮来花火大会（茨城）

水郷で知られる茨城県潮来市の北利根川河畔で開催される花火大会。水郷らしく水辺を活かした打ち上げで、通常のスターマインだけでなく、水中スターマインなども目玉となっています。川面に映る美しいリフレクションもこの花火大会の楽しみの１つ。

有料観覧席のネット販売はすでに終了しており、西エリアの普通席（マス席）のみ9月27日（金）17時まで水郷潮来観光協会にて販売予定。有料観覧席の両側に無料観覧スペースも広くとられています。

BON JOVI THE GREATEST FIREWORKS 2024 -FOREVER-（千葉）

BON JOVIのデビュー40周年、そしてニューアルバムリリースを記念し開催される花火エンターテインメントショー。この日のための特別なセットリストによる花火とのコラボレーションが楽しめます。花火の総合演出は、「SUGOI花火 B’z ULTRA FIREWORKS」（2022・2023）や「東京SUGOI花火 Yuming 50th Anniversary ～真夏の夜の夢～」（2023）などを手掛けた平山英雄氏が担当、大曲や土浦の全国花火競技大会にも出場する有名煙火店が花火を打ち上げます。
※BON JOVI 本人の出演はありません。

全席有料の花火大会で、CDやグッズ付きのプレミアムチケットも販売されています。限定オフィシャルグッズなど、ファン垂涎の企画も盛りだくさん！　10月5日には宮崎県での開催も予定されています。

北区花火会（東京）

東京都北区で、市民の力で開催されている花火大会。2024年で11回目を迎えます。今年は山梨の人気煙火店マルゴーを迎え、約10000発の花火を打ち上げ！　人気の音楽花火や、全国の花火師の作品を打ち上げる北区芸術花火博覧会など、約1時間、見ごたえある花火を楽しめます。2024年に国の重要文化財に指定された赤水門と花火のコラボはここだけの眺め。

これまでの赤羽エリアに加え、今年から川口市側に「川口エリア」を設置。パーソナル席、グループシートともお手頃な価格となっています。両エリアともチケットは残り少なくなっているので、ご検討はお早めに！

渥美半島花火大会（愛知）

愛知県田原市で開催される、2024年が初開催となる花火大会。尺玉やスターマイン、ミュージックスターマインも予定されており、約4000発を打ち上げ。花火の轟音をぜひ体感して欲しい、というくらい、打ち上げ場所が近いとのことで、迫力ある花火が楽しめそうですね。屋台村も設置されるので、お祭り気分も盛り上がりそう！

花火を落ち着いて楽しめる有料観覧席も用意されています。そのうちテーブル付き4人用席とイス席はすでに完売しているので、ご検討はお早めに。豊橋鉄道渥美線の三河田原駅から徒歩約10分とアクセス良好なのも魅力です。

宮島花火Night（広島）

かつて広島県の宮島で開催されていた「宮島水中花火大会」。厳島神社の大鳥居の向こうに開く花火が美しく人気を博していましたが、2019年を最後に惜しまれつつ終了しました。その宮島で、2023年より新たな花火イベントを開催！　かつての花火大会とは異なりますが、御笠浜沖に上がる花火を楽しめます。初開催の2023年は15分程度の打ち上げでしたが、2024年は約30分に拡大、約2500発を打ち上げます。

宮島のフェリーターミナル横の桟橋前広場では、当日の正午からドリンクや軽食なども販売。秋の爽やかな気候のなか、宮島観光も楽しみつつ、花火を待ってみてはいかがでしょうか。当日はライブ配信や、TSSでの収録放送も予定という力の入ったイベントとなっています。

9月29日（日）

Super Premium JOYO 秋花火大会 in 2024（京都）

京都府南部の城陽市で開催される花火大会。約50分間花火の打ち上げを行いますが、なんと！そのなかで、「サプラブポーズ打上花火」という、サプライズで花火打ち上げなどの演出とともにプロポーズする企画もあります。これは成功率が気になるところですね！

会場の京都府立木津川運動公園は、当日はチケット購入者しか入園できません。通常のチケットは1枚2000円（チケットぴあで購入の場合2500円）とリーズナブルなので、ぜひ会場内でゆっくりご覧になることをお勧めします。入場チケットがあれば近鉄寺田駅前からの無料シャトルバスも利用できます。

指宿温泉祭 花火大会（鹿児島）

砂むし温泉で有名な鹿児島県指宿市で開催される指宿温泉祭。2024年は9月28日・29日の2日間にわたって行われますが、2日目の29日の夜に花火大会が行われます。指宿港周辺で約5000発を打ち上げますが、二尺玉（直径約60cmの花火玉、上空約500ｍの高さまで上がり、開いた直径も約500ｍ）という大玉花火が上がるのも特徴です。

2日間にわたって様々な行事やイベントが行われます。早めに行って指宿のアツいお祭りも楽しんじゃいましょう！

この週末は主に東日本で雨の予報も出ています。多くの花火大会は雨天決行ですが、その基準や荒天時の対応はそれぞれで異なるので、公式サイトでご確認ください。公式SNSをフォローしておく方が早く情報が入ることもあります。

当日もし雨が降っていなくても、天気予報で曇りや雨になっていれば、カッパやタオル、荷物を包むビニール袋をぜひご持参ください。多くの花火大会では、基本的に打ち上げ中の傘の使用は禁止されています。予想外に気温が下がったときのために、羽織るものも用意しておくと安心です。