【八千代市】人と人との交流の「交差点」のようなカフェ
八千代台の静かな住宅街にある「Cafe ふくろう」さんを取材させていただきました。
コーヒーやお食事が美味しいのはもちろんのこと、マスターの人柄がよく、楽しくお話を聞かせていただきました。
マスター曰く、いろんなコミュニケーション行き交う交差点のような存在にしていきたいという思いで、営業されているそうです。
Cafe ふくろうとは
自家焙煎のコーヒーをいただくことができるお店。
飲食カウンターの他にも、他店舗へのコーヒー豆やドリップパックの卸業務もやられているとのことで、カフェ単体ではない営業スタイルは結構特徴的ではないでしょうか。
マスター曰く、「卸業務も並行してやっていることで、カフェの営業にゆとりを持って取り組むことができ、目の前のお客さんとゆったり余裕を持った交流ができる」とのこと。
実際にいただいたメニュー
タコライス
夏に合いそうなさっぱりめなものとして、今年の夏から新登場したというタコライスをいただきました。
トマトのフレッシュさが夏にぴったり。あとはパリパリに砕かれたチップスがいいアクセントになっています。
ふくろうブレンド
そして珈琲屋さんに来たからにはコーヒーを頼みたいと思い、オーダーしたのがふくろうブレンドです。木のおぼんにのせられた様子が上品だなと感じました。
さらに「自分で注ぐ」という楽しみが嬉しいところです。味は苦すぎず甘すぎない、ちょうどいいバランスでした。
またラスクもついてきました。何の形でしょうか?(ヒントはお店の名前)
ロゴの由来
使われているマグカップの側面を見ると、Cafe ふくろうのロゴが!
こちらのロゴは、かつてお客さんとしてきていた方にデザインしてもらったそうです。
その理由は、自分で作るよりも業界の外にいる人に頼んだ方が、新しい発想が取り入れられるからとの考えから。
ふくろうのラテアートが描かれたマグカップを、真上から見た様子がモチーフになっていて、確かにこれはマスターの考え通り、業界の中にはない「お客さん側からの視点」が活かされているなと感じます。
そうしてデザインされたロゴは、お店の看板やグッズなど幅広いものに使われています。
ちなみにお店の名前の由来も聞きました。
ふくろうというのは、地域に年配の方が多く、覚えやすいひらがなにしようと決めたもの。
マスターは「公園の隣のカフェに待ち合わせ」と言われるより、「ふくろうで待ち合わせ」とちゃんとお店の名前で呼ばれたいそうです。
お店の様子
住宅街に溶け込みながらも、青地に黄色いロゴが目立つ外観はまさに「街の珈琲屋さん」。
店内に入るとまず目につくのは、カウンター脇に並べられたたくさんのグッズ類。
ロゴがプリントされたカフェマグなどがありましたが、グッズにもマスターのこだわりがあるそうです。
もしお客さんがカフェのロゴの入ったバッグで買い物に行ったら、友達同士で「これ何?」「Cafe ふくろうってとこに行ったんだよね」などのように、ちょっとだけでもお店のことが会話に出てくるきっかけとなってほしいと考えているそうです。
また、あくまでもメインはお客さんがお店に来てくれることで、グッズ単体で利益を出すようなことはしたくないという「ポリシー」も語られていました。
今回コーヒーと共にいただいたラスクも販売されていました。
めずらしい取り組み
今回特に珍しいなと思ったのが、カフェの中にレンタルスペースが併設されていたこと。
通常のカフェとは別で、1時間1000円という価格で利用することができます。
私が行った時には、すでにお客さんが3名ほどで会議で使用していました。
通常、カフェでワークショップや作品展示をする際は、お店の席の片隅や空いたスペースでの実施が多いイメージがあります。その点ふくろうさんでは、「そのための空間」を新しく作られているのが強いなと感じました。こういったスペースのニーズはあると思います。(船橋など遠くからもこのスペースのために来ている方がいるそうです。)
私も何かしらで利用してみたいなと思うサービスです。
料理教室なども想定されているので、キッチンもあります。
色々なことに活用できるスペースですね。
このような取り組みを始めたのは、開業から10年目の時。
レンタルスペースの需要に気づいて、併設されたそうです。
今までのカウンター越しでの交流だけでは、常連さんでも名前を名乗ったりはなかなかしないので、名前をそのまま知らないままだったりしたのが、レンタルスペースという予約業も手掛け始めたことで、名前も知った上で繋がれる人も増えたようです。
レンタルスペースを使う講師の方の講座を受ける生徒さんが、今度はカフェに興味を持ったりするなどの展開を考えたやり方だなと感じます。
メニュー
今回いただいたコーヒーやフード以外のメニューもあったので、ぜひ次は別のものをいただきたいなと思いました。個人的に「本日のおにぎり」が気になります。
まとめ
レンタルスペースを作ったり、グッズなどを作ったするのも、マスターの思いが感じますね。
「交差点」のようにコミュニケーションが行き交う存在になりたいという、パッションをお持ちのマスターのお話は、聞いてるだけでも面白かったです。皆さんもぜひ、お店に足を運んでみてください。
ちなみに、Master.Kというお名前でFMふくろうの番組でパーソナリティもされているそうなので、そちらもぜひチェックしてみてください!