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【姫路市】農業用倉庫をカフェに。オノマトペ湧き出るパフェ、地元産野菜と米が堪能できるランチ。7月から

千姫文筆家・モデル(姫路市)

姫路市は広い。市街地から北東に位置する姫路市山田町多田。7月1日、農業用倉庫をリノベーションした「Storage cafe」がオープンします。鍬や唐箕(とうみ)などの農具を置いていた2階を取り払い、天井が高く豊かな空間に生まれ変わりました。

外観と内装には倉庫の雰囲気を残して

オーナーの父親の代まで70年ほど使われていたという倉庫。外観に面影を残します。

内装もヴィンテージテイスト。趣の異なる2人がけや4人がけのテーブル席とソファ席、カウンターが。

奥に見えるトイレには古材を使用
奥に見えるトイレには古材を使用

オーナーは大学時代、「カフェを開きたい」との夢を持っていたそうで、姫路市内の飲食店計5店舗に勤務した後、実現させました。前職で意気投合した先輩がスタッフといい、心強さが伝わってきます。メニューの試作も一緒に。

落ち着いたピーコックグリーンのコンテナ風。ここがキッチンです。

カフェタイムに提供される「季節のパフェ」はぜひもの。取材日は上から順に、ゴールドキウイとパイナップル、スポンジ、バニラとキウイのアイス2種、クラッカー、クッキー、ウエハース、パンナコッタでした。

「季節のパフェ」(1200円)。トップには自家栽培しているチャービル
「季節のパフェ」(1200円)。トップには自家栽培しているチャービル

フワフワ、パリパリ、サラサラ、多彩な食感でオノマトペがあふれ出します。常温、冷たい、少し冷たい、といった温度差もあって工夫されている。

和洋折衷ランチは思った以上の充実感

パフェの後は「季節のタルト」をいただきます。

「季節のタルト」(600円)
「季節のタルト」(600円)

しっかりした生地にリッチな気分へと誘うディプロマットクリーム、そしてゴールドキウイとパイナップル。恐ろしいほど、さらりと味わえました。

ドリンクは甘さの狭間にのぞく苦みが心地よい「自家製レモネード」や夏の定番「アイスカフェオレ」がいいかしら。

「自家製レモネード」(650円)※各ドリンクはスイーツとオーダーすると100円引きに
「自家製レモネード」(650円)※各ドリンクはスイーツとオーダーすると100円引きに

「アイスカフェオレ」(600円)。3層が美しい
「アイスカフェオレ」(600円)。3層が美しい

ランチは1種類のみですが、食後には思っていた以上に充実感がありました。
7月のメインはハンバーグ。キノコのデミグラスソースが絡んでまろやか。プレートには、もずくとスペインオムレツとの和洋コンビ、小鉢2品にスープとご飯。

ランチ(1500円)。ドリンク、バスクチーズケーキやシフォンケーキとセットオーダー可
ランチ(1500円)。ドリンク、バスクチーズケーキやシフォンケーキとセットオーダー可

米は山田町産、野菜も地元のものが中心です。ほどなくしてオーナーからトピックスが。「今日の小鉢には、96歳の祖母が育てたナスを使っています」
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オーナーの祖母の畑はカフェの隣に
オーナーの祖母の畑はカフェの隣に

季節ごとに変わるパフェやタルトを目指して出かけたい。しばらくすると「のんびりしたいから、Storage行こ」の合言葉が、あちらこちらで聞こえてきそう。

Storage cafe(ストレージカフェ)
兵庫県姫路市山田町多田1487
電話番号:090-9698-0052
営業時間:11:00~17:00 
ランチ11:00~13:30(LO)※限定20食
カフェ14:00~16:30(LO)
定休日:土、日曜 ※7月は24日(水)も
駐車場:あり

文筆家・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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