【神戸市中央区】発祥の地神戸・マラソン発祥の地~神戸マラソンにつながる道
神戸開港以来、日本で初めてとなる物事が起こった「発祥の地」の碑が神戸には数多く現存しています。そんな神戸を発祥の地とする物事をこれから紹介していきたいと思います。今回はマラソン発祥の地としての神戸です。
日本で「マラソン」の名称が初めて使われたのは神戸
日本で初めて「マラソン」と称した大会が開かれたのが神戸です。これを記念して神戸市役所前には「日本マラソン発祥の地 神戸」と書かれた碑があります。建立されたのは、神戸マラソンが始まった年の2011年でした。
最初のマラソン大会は、明治42年(1909年)に湊川から大阪の淀川大橋までの約32キロの距離を走ったとのこと。100年以上も前にマラソンという言葉が神戸で初めて交わされていたわけです。
この碑があるフラワーロードが現在の神戸マラソンのスタート地点になります。神戸マラソンはここをスタートして明石海峡大橋を越えた西舞子を折り返し、ポートアイランドでゴールを迎えるフルマラソンです。
ちなみに最初の駅伝は、最初のマラソンから遅れること8年、大正6年(1917年)に行われました。その駅伝発祥の地としてスタート地点だった京都三条大橋に碑があります。またゴール地点の東京上野の不忍池にも同じ碑が建立されています。マラソン発祥の地の碑とセットで訪れてみるのも興味深い場所です。
最初にマラソンが行われた神戸では、現在は神戸マラソンが毎年開催されています。今年も11月19日に開催が決定。5月31日までエントリーを受け付けています。既に定員を超えるエントリーがあったため抽選による出走者の決定になります。日本で最初にマラソンが行われた地である神戸のマラソン、ランナーにとっては一度は走ってみたい大会ですね。