【いぬ漫画】『とある犬の生涯』 生まれた時からずっと、君がそばにいてくれた。
あたちたちイラストレーター・漫画家
ずっと、いっしょだったね
生まれたときには
もうきみがそばにいてくれた
いつもそばにいるのが
あたりまえだったよね
必ずそばに
いてくれた
あたたかくて
やわらかな体温を感じながら
安心できたよ
よろこびの時も
かなしみの時も
僕をずっと、待っててくれたよね
僕をずっと、はげましてくれたよね
ありがとう
もっとたくさん
いっしょにいればよかった
ありがとう
もっと、
もっとたくさん
いっしょに遊べばよかった
せめて、気が済むまで
泣いてもいいかな
ないて、
ないて、
でも、なみだって枯れないんだね
君をおもうと
いつか、きみの待つ
虹の橋のふもとに 僕も行くから
待っていて
かならず、いくから
待っていて
どんなに言葉を
かさねてもたりない
きみは
きみは ぼくのすべて