沖縄から台風生中継”特別警報発表中” 9日以降本州警戒!
【全国初となる台風等に関する特別警報を発表】
7日午後6時20分に沖縄・宮古島地方に”暴風・波浪特別警報”午後9時11分に沖縄本島地方に”波浪特別警報”が発表されました。
※追記8日午前0時20分 久米島に”暴風特別警報”発表(波浪特別警報継続中)
宮古島市およそ5万5千人に避難勧告が出ています。
沖縄は数十年に一度経験するような非常に危険な状況となっています。
(台風を要因とする特別警報は”大雨・暴風・高潮・波浪”の4種類あります。)
【沖縄に8日最接近】
台風は”猛烈な勢力”となって宮古島地方は8日昼前、沖縄本島地方は夕方から夜にかけて最も接近する見込みです。
最接近時に予想される中心気圧は”910hPa”最大瞬間風速は75m/s、最大風速は55m/s。波の高さは14m、24時間雨量は宮古島地方で350mmです。
【上陸・台風8号本州縦断の恐れ】
台風8号は沖縄を通過した後、10日には九州に上陸し11日にかけて四国から近畿、その後関東から東北へと列島を縦断する恐れがあります。関東地方は10日から11日にかけて荒れた天気に警戒が必要です。
【沖縄封鎖・那覇空港終日閉館】
8日は那覇空港を離発着する便は全便欠航となり、那覇空港は国内線・国際線のターミナルは終日閉館が決定しています。
那覇は風速15m/s以上の強風域に入っています。まとまった雨はまだ降っていませんが、風が強く時折突風が吹きつけています。
【特別警報とは】
”数十年に一度”の災害が予想される場合”に発表される新しい警報で昨年8月から運用を開始しています。(去年の9月、京都・福井・滋賀に”大雨”の特別警報が発表されました。)
台風等を要因とする特別警報の沖縄地方の指標は、中心気圧”910hPa以下”または最大風速60m/s以上です。
【過去に特別警報クラスに匹敵した台風・沖縄】
■最大風速 60.8m/s(1966年9月台風18号 第2宮古島台風コラ)
■最低気圧 908.1hPa(1959年9月台風14号 宮古島台風サラ)
■最低気圧 912hPa(2003年台風14号 宮古島の風力発電機が倒壊)
気象庁は『命を守る行動を』呼び掛けています。
避難所へ移動が困難な場合は、特に夜の外出は危険です。
外出が危険な状態と判断をしたら家の中の安全な場所へとどまるなど身の安全を守る行動を。