毎日さまざまな人が利用する電車。今回ご紹介する阪急伊丹駅では、改札口とホームが同一フロアにありスロープで連絡されていてバリアフリーを考慮した設計が取り入れられています。

この阪急伊丹駅から阪急塚口を結ぶ路線、阪急電鉄伊丹線で2024年3月23日(土)初発よりワンマン運転の開始が予定されているそうです。

阪急電鉄公式ホームページ2023年11月13日のニュースリリースによりますと、ワンマン運転を開始する理由としてコロナ禍による生活様式の変化にともなった電車利用動向の変化や少子高齢化が進む中で持続可能な鉄道サービスを実現していくことを目指していることなどが挙げられています。

なお、今回ご案内しているワンマン運転開始にともなうダイヤの変更はないようです。

さらに、ニュースリリースには "ワンマン運転の開始にあたりお客様により安心にご利用いただけるよう、ホーム上の安全性を高めるためのセンサ付ホーム固定柵をはじめ、各種設備を整えていきます。" とも書かれています。下の写真は阪急伊丹駅に実際に設置されている「センサ付ホーム固定柵」です。

ワンマン運転の実施線区に設置する「センサ付ホーム固定柵」は、センサ機能によって車両とホーム固定柵の間に人が入っていないか検知し安全を確認した上で列車が出発できるシステムとなっているそうです。

今回ご案内しました伊丹線だけでなく今後、2026年春頃には箕面線で、また2027年春頃には嵐山線でそれぞれワンマン運転を開始されるようです。新たにワンマン運転を実施する伊丹線、箕面線、嵐山線の車両に関して、車内での犯罪や迷惑行為の抑制につなげるため、防犯カメラが設置されリアルタイムで映像を確認できるようになるため、車内でトラブルなど発生した際、車内の状況を把握して迅速な対応が可能となるようです。なお、防犯カメラは2027年度末までに全線の全車両に設置することが計画されているようです。

今回新たに阪急伊丹線でワンマン運転が開始されることによって今までよりもさらに、安全・安心・快適に電車を利用すことができるようになることは、とてもうれしいことですね。

阪急伊丹駅

☆住所：兵庫県伊丹市西台1丁目1