H&Mで77歳の夫妻をコーデしてみたら…驚きの大変身!
さて、彼らはどう変わる?
高齢者のみなさんにファストファッションで変身していただこうというこの企画、おかげさまで第二弾を出せることとなった(筆者の予想を大幅に上回る反響があった)。 *第一弾の記事はこちら
今回ご登場いただくのは、群馬県在住のS夫妻。お二人は今年揃って77歳の喜寿を迎えられる。その記念に、ということで今回の企画をご快諾いただけた。
S氏はこれまでファストファッションブランドを利用したことはなく、また、なんと今まで一度もジーンズをはいたことがないという。理由は、ご本人曰く「O脚が目立ちそうだから」
その誤解を解くべく、今回、是が非でも初ジーンズにトライして頂きたいと思った次第だ。
S氏のビフォー写真はこちら。↓
失礼ながら1ミリの隙もないほどの、見事な爺さんファッションである。スポーツ好きで精悍な顔立ちのS氏を、実年齢より老けて見せてしまっている。
今回も前回に引き続き、ご夫妻にH&Mの服で変身していただくこととした。
S氏の健康的に日焼けしたお顔には、明るい暖色系のカラーが似合いそうである。そして、最近御髪(おぐし)が気になるというS氏に、普段あまり被らないというキャップを被っていただいた。
以下がコーデ後の写真。比較のため、今一度ビフォー写真も載せてみた。↓
元銀行員のS氏は最初こそ緊張した面持ちだったが、1着目のコーデをまとった途端に笑顔になり、10歳も若返った感じになった。
そして、人生初のジーンズ姿。↓ とてもサマになっている。O脚?まったくわからない。
次にS夫人。ビフォー写真はこちら。↓
元々、丸顔で愛らしいお顔立ちのようだが、この典型的お婆さんファッションではそれがまったく活かされない。残念なケースだ。
色白のS夫人には、春を感じさせるピンクを中心にコーディネートさせていただいた。以下がアフターの写真である。↓
S夫人は「ピンクなんて何十年も着たことがない」とおっしゃったが、着た途端に顔色が華やぎ、これまた10歳ほど若返ったように見える。 濃いめのピンクが本人も驚くほど似合い、笑顔がチャーミングだ。
「気持ちまで10歳若返った!」
お二人とも今回の企画を本当に楽しまれたようで、変身後の写真を何枚も撮っておられた。そして、前回もそうだったが今回のご夫妻も、試着した服のほとんどをお買い上げになったのだ。
すごい。後期高齢者の購買意欲、恐るべし。
日本の人口の少なからぬ部分を占める高齢者がおしゃれで活動的で元気になれば、なんとなくではあるが日本自体のパワーも底上げされるような気がしてくる。
前回の繰り返しになりますが、日本の高齢者の皆さん、ファストファッションを若者だけに独占させておくのはもったいないですよ。
(*商品価格は撮影当時のものです)