【磐田市】竜洋昆虫自然観察公園でテントウムシ展が開催中。小さくても奥深い、テントウムシの世界とは
2024年5月いかがお過ごしでしょうか? 磐田市大中瀬にある「磐田市竜洋昆虫自然観察公園」。以前、当サイトで「世界のカブト・クワガタ」展や、「鳴く虫」展を取り上げたことがありました。
いずれもユニークな展示で、スタッフさんの専門性の高さが伺える、非常に面白い展示でしたね。今回、こちらでまた面白そうな企画展示を行っていると聞いて、早速行ってみました!
テントウムシ展
2024年5月上旬現在、開催中なのが、こちらの「テントウムシ」展です! 2024年5月26日(日)までの開催となっています。
「テントウムシって、そんな特集するほど種類がいるの? 」という方もいらっしゃるかと思います。しかし、日本には実に約190種類ものテントウムシがいるそうですよ! 思ったよりも日本のテントウムシ界は広大なようです。
こちらは、多くの人が「テントウムシ」でイメージするであろう「ナナホシテントウ」について解説されています。テントウムシの模様に地域差があるなんて知らなかったですね!また、「異常型」というレアなパターンもいるそうです。これはそうそう見られないんじゃないでしょうか…。
と思ったら、思いっきり目の前に展示されていました! これを展示するのに、どれだけの数のテントウムシをチェックしたのでしょうか。スタッフさんの熱意に感服するばかりです。今回の展示に限らず、「磐田市竜洋昆虫自然観察公園」のスタッフさん達の企画展示は『興味深い内容を、実感を持って学べる』ようにする工夫が随所に見られて、楽しいですね!
こちらは、テントウムシが出すくさい液体と模様の関係について解説されています。なるほど、敵に「あの模様の虫、くさい液出すから嫌い! 」と思わせるために、分かりやすい目立つ模様になっているんですね。
一方で、そんなテントウムシの模様に似せた、テントウムシの偽物の虫もいるそうです。こちらはくさい液は出せませんが、テントウムシの姿をまねることで、『くさい液を出せる』風を装っているようです。なんとも狡猾な戦略を取っている虫ですね! 言葉を持たない昆虫が、こんな高度な生存テクニックをどうやって知り、身に着けたのか。自然の不思議は本当に奥が深く、面白いですね。
磐田市大中瀬にある「磐田市竜洋昆虫自然観察公園」で、「テントウムシ」展が開催中です。2024年5月26日(日)までの開催となっています。小さくも奥が深い、テントウムシ・ワールドを覗きに、足を運んでみてくださいね。
磐田市竜洋昆虫自然観察公園
磐田市大中瀬320−1
TEL:0538-66-9900