【育児】深夜の出産に立ち会い娘の誕生を喜んだ父が、その数時間後悲しくなった理由とは?
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こんにちは、ニシムラマコジです。
これは娘が生まれた当日のことでした。
深夜0時過ぎだったと記憶しておりますが、いつものように布団に入って眠りに落ちたところ、その30分後くらいに妻から叩き起こされまして…
なんと陣痛が来たと言うではありませんか!
当然慌てて病院に向かうのですが、4歳の息子をそのままにして行くわけにもいきませんから、近所に住むおばあちゃん(妻の母)を呼んで託すことにしました。
朝目覚めてからご飯を食べさせて保育園に連れて行ってもらえればとりあえず息子は大丈夫。
というわけで急いで病院に向かったのですが…
それから娘が出てくるまでおよそ12時間!
もちろん一番大変だったのは妻ですが、僕も寝始めた直後の出産だったのでほとんど寝ておらず、病院を後にした時にはもうフラフラだったんですよね。
でも…僕はこんな状況でも、息子のお迎えはおばあちゃんに頼らず、僕自身で行こうと決めていました。
なぜなら朝目覚めた時両親がそばにおらず心細い思いをしたに違いない息子に、父の顔を見せることで安心させてあげたい…そう思ったからです。
というわけで病院を出た僕は、とりあえず夜から何も食べていなかったので慌ててカップラーメンをすすり、その後しんどい体に鞭を打って保育園に向かいました。
息子は父の顔を見たらなんと言うだろうか…
嬉しくて抱きついてくるだろうか…
そんなことを考えながら保育園に到着!
したのですが…
予想通りに進まないのが人生でした。
お迎えに来たよ!
そう言って笑いかける父を見ても笑顔すら見せずに「おばあちゃんは?」と尋ねてきた息子。
その後おばあちゃんではなくとーちゃんが迎えに来たんだと伝えると…次の瞬間!
ギャーッ!!!
なんと…
息子は「お迎えはおばあちゃんがよかった」と言ってまさかの号泣をおっぱじめたのです!
ウソでしょ…!?
その後息子には妹が生まれたことを伝えたりかーちゃんの様子を伝えたりしたものの、おばあちゃんに来てほしかったの一点張り。
今となっては寂しさの裏返しだったのかもしれないな、とも思いますが…当時はフラフラで何も考える余裕はなく、想定外の息子の号泣に困惑し、こんなことならおばあちゃんにお迎えを頼んで少しでも寝ればよかった、と激しく後悔いたしました。
まあ切り替えが早いことが自慢の息子ですから、帰宅したらいつもの調子に戻ったので良かったんですけどね。
出産は女性が一番大変であるのは言うまでもないことですが…一応男もちょっとぐらいは大変なことがあったりしますよ、ということがお伝えできたらと思い、今回ご紹介させていただいた次第です。
まあ大変だったことも今となってはいい思い出…。
これからも、大変な子育てが全ていい思い出に変わるその日まで、父は頑張ろうと思います。
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<登場人物紹介>
とーちゃん:この漫画の作者。家庭内ヒエラルキー最下位。
かーちゃん:作者の2歳年下の妻。ニシムラ家の絶対王者。
おーくん:小学校高学年。ちょっぴり泣き虫な男の子。
みーちゃん:小学校低学年。ちょっぴり気まぐれな女の子。
■現在や過去に我が家で起こった出来事を必死に思い出して発表しています。
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