【大阪市淀川区】10月31日の十三東2丁目火災。立ち入り禁止が完全解除後の11月2日の現場周辺を歩く
2023年10月31日(火)の午後11時半頃から通報が相次ぎ、消防車37台が駆けつける騒ぎとなった「十三東2丁目火災」。ハロウィンの夜であったことも重なり、飲食店が並ぶ繁華街は騒然となったことは、各大手メディアの報道により既にご存じの方が多いと思います。火事は数時間後に鎮火されましたが、しばらくの間、現場周辺は立ち入り禁止となっていました。11月2日(火)には一部の立ち入り禁止が続いていたエリアも解除されました。実際に訪れてみました。
火事の現場は阪急電車十三駅東口からすぐの「十三東三仲町通商店街」と「十三東駅前商店街」をつなぐ道に面した飲食店街。
この道沿いの左手(南側)が、十三東二火事の現場です。
火事の激しさが分かる火元とみられる店舗と周辺の様子。
特に激しく燃えたと思われる3店舗は、見る影もなく焼け落ちており、今回の火事の恐ろしさをあらわしていました。
店舗が密集しているエリアでも有り、次々と延焼していった為、計6店舗が全焼してしまいました。
「十三東三仲町通商店街」側の店舗ビルにも被害が。
「十三東三仲町通商店街」側の店舗ビルも、3軒ほどが猛火に襲われたとみられ、ガラスが割れた焦げた窓等、被害が大きい建物も有りました。
一見、火事から逃れたように見える建物も、内部が燃えた模様で屋根が焼け落ちており、下から空が見えてしまっています。
十三東小路にも、被害店舗が。
火元周辺と背中合わせになっている「十三東小路」でも、一部では有りますが、延焼したり、消火活動に伴う冠水で営業が出来なくなっているお店も見られました。
消火活動に伴い水を被ってしまい、店内設備が水浸しになり営業が出来なくなっているお店も見られました。
こちらの建物も屋根が焼け落ちており、下から空が見えています。
「十三東駅前商店街」でも火事の影響がある店舗が。
一例ですが「鳥貴族十三店」にも、火事の影響によるお客様への貼り紙が有りました。
お店にお聞きすると、周辺の通信系の線が一部燃えたそうで、通信機器を使用する決済に不具合が起きているようです。当面「現金会計」のみで営業とのことです。
今回の「十三東2丁目火災」では、煙で気分が悪くなった通行人の方が1名いらっしゃるそうですが、火事による直接の負傷者は無しと発表されており、不幸中の幸いと言えるでしょう。
該当地域でも、直接被害のない店舗は通常営業されています
被災された店舗の皆様にはお気の毒で言葉もありません。心よりお見舞い申し上げます。
出火の原因は「おしぼりの煮沸消毒の為の鍋の火のつけっぱなし」と言われています。今回の惨事を教訓にして十三エリアでは、お店側も利用者側も今後は一層の注意を払って、火気に注意していかれることと思います。
また一方、そこはポジティブな庶民の街十三、直接被害のない店舗は、完全に通常営業されていることを申し添えたいと思います。
例えば「十三東小路」にある「大衆酒場 十三屋」さんもそのような元気なお店の内の一軒で、店内は大変盛況でほぼ満席な様子が見えました。
是非、元気づける為にも、このエリアに足を運んで、美味しいお酒やお料理を楽しんで頂いたらどうでしょうか。
被災された店舗の皆様の一日も早い復旧を、心より願いたいと思います。
「十三東2丁目火災」の現場の住所
〒532-0023 大阪府大阪市淀川区十三東2丁目11