人と人とのつながりを大切に考えている「ギフトショップあおいそら」さんで、専門家による研修会「つながりサロン」が開催されています。

※主催：NPO法人まちづくりねっと・うじ

研修会といっても、専門的な難しいお話を聞くといった内容ではありません。「ギフトショップあおいそら」のオーナー、そして、NPO法人まちづくりねっと・うじの代表でもある日野さんが、「いろいろな悩みがあるけれど、どこに相談したらいいかわからないというお声が多いことを知り、気軽に専門家につなげられるような場を作ることができれば…」との思いで、始められたそう。

専門家のお話を聞いたり、参加者が質問したり考えを話したり、参加者同士が思いを話し合ったり、まさに「つながり」が感じられるサロンなのです。

2023年10月4日（水）は、NPO法人ミラクルコスモスの理事であり、保健師としてさまざまな活動されている三浦まなみさんが講師として参加。「地域包括ケアシステム」の現状や、これから人々はどうつながっていけばよいのかなど、パワーポイントを使ってわかりやすくお話されていました。

三浦さんいわく、地域包括ケアシステムとは、「自助-互助-共助-公助」のつながりづくりのこと。支え愛（あえて愛を使われていました）のためには、利己主義ではなく利他主義、とはいえ自分を犠牲にしてはダメ。

まずは自分自身を大切にし、自分自身が満たされたうえで相手にも与える、そんな精神をお互いが大切にすれば、連携や協働、共創がうまくいくのだとお話しされていました。

確かに、年を重ねれば重ねるほど「周りの人に助けてもらって今がある」と実感します。助けてもらうばかりではなく、自分も人の役に立てるようなことをしていければなと、三浦さんのお話を聞いて、改めて感じました。

三浦さんのお話が終わり、一旦休憩を挟んだ後は、参加者が三浦さんに質問したり参加者同士で会話したりという時間が設けられます。いろんな思いや考えを聞くことができて、とても勉強になりました。

宇治市市民協働推進課の方も来られ、このようなサロンの取り組みを後押ししたいとのお話もありましたよ。

参加者のみなさんからは、

・確かに自分を犠牲にして働くことがよい…といった昭和っぽい意識が自分の中にあった。でも余裕がなければそれはできないなと気づかされました。
・幸福の極意を教えていただけたような気がします。

などの声があがりました。私も、専門家のお話を聞いたり他のみなさんの考えや思いを聞いたりすることで、新しい気づきを得られるんだと思いました。

つながりサロンは、今後も以下のとおり予定されています。

・11月1日（水）14時～16時
腰痛のなぜ？ツボと体操で腰痛改善・予防！（講師：のぞみ整骨院グループ小川由智さん）

・11月15日（水）14時～16時
NPO法人おはなの活動 小規模多機能など（講師：NPO法人おはな理事長 森田浩史さん）

・11月29日（水）14時～16時
花やいけばでつながり、誰もが参加できる社会（講師：NPO法人フラワー・サイコロジー協会 浅井清美さん）

・12月6日（水）14時～16時
有償ボランティアナース「キャンナス」のお仕事（講師・キャンナスやましろ城陽 佐藤祥代さん）

予約不要で、参加費は500円です。研修会といってもざっくばらんな雰囲気で行われていますので、ぜひみなさんも気軽に参加してみてはいかがでしょうか。