2024年の秋に行われた、むらさきみどりいとおいし 「食のいろどりコンテスト in 宇治」。このコンテストの事業者部門で1位に輝いたのが、高級食パン専門店 大人はズルいと思いませんか？ の「平安京」です。

宇治のイメージと結びつく「緑色（宇治茶）」と「紫色（紫式部）」の2色を使うことがテーマとなっていたコンテスト。

紫芋餡を宇治川、宇治高級抹茶を茶畑に見立てた、見事な彩りの食パンを完成されました。

店長の太田さんがアイデアを出し、スタッフのみなさんと作り上げたというこの食パン。餡をたっぷり入れるとパンに空洞ができやすいのですが、食パンには空洞を作りたくない…という考えから、水分量を調節するなど試行錯誤を繰り返されたそう。

努力のかいあって、71店舗の応募の中から見事1位を獲得！

「スタッフの自信につながれば」との想いからコンテストに出場し、入賞を目標にがんばってきましたが、まさか本当に1位を獲得するとは…。宇治市から1位を知らせる電話があったときは信じられず、後から確認のために2回も電話してしまったそうですよ。

「これも、投票という形で応援してくださった皆様のおかげです。ありがとうございます！」とおっしゃっていました。

第1位を祝して、太田さんみずから作ったのが、この大きなタペストリー。実はこれが、思わぬ客層を呼ぶことになります。

タペストリーの下に入れた「1st place in the contest」。この文字を見て、海外の観光客の方が興味をもって買いにきてくださるようになったのだとか！

もちろん常連客さんからも好評で、今ではリピーター続出の大人気商品に！

当初は、コンテストに合わせて2024年11月末までの販売を予定されていましたが、「もっと続けてほしい」との声をうけ、年明けまでの延長販売が決定しました。

カットされた食パンが4枚入って794円（税込）。そして、この商品名は「平安京」…そう「泣くよ（794）うぐいす平安京」の語呂合わせだそうです！

最後に、店長さんにお聞きしたおすすめの食べ方を紹介します。購入初日は、そのまま「お茶菓子」として、2日目以降はトーストして「お食事」として食べてください。スタッフさんによると、トーストして有塩バターを塗ると、程よい塩味がプラスされ、さらに美味しいとのことです。

私も実際に購入して、おすすめ通りにいただいてみました。甘さのある食パンなので、確かにおやつとしてもピッタリ。そして焼いてバターを塗ると、あんバターパンのような味わいも感じられて、またひと味違った風味に。

二通りの食べ方で二度美味しい！ 何度でも購入したくなるパンでした♪

「平安京」は、宇治本店だけでなく、アル・プラザ城陽店でも販売しています。お店は年中無休のため年末年始も営業されていますので、ぜひ味わってみてくださいね。年始のお茶菓子、また宇治のお土産にも良さそうです。ただし作れる個数に限りがあり、数量限定の販売となっています。早めにお求めいただかないと、売り切れの場合もあるのでご注意くださいね。