ホテル雅叙園東京で「和のあかり×百段階段2022」が開催中。光と影で紡ぐ百物語
ホテル雅叙園東京内にある東京都指定有形文化財「百段階段」では、期間限定イベント「和のあかり×百段階段2022〜光と影・百物語〜」が2022年7月2日(土)から9月25日(日)まで開催中。
開催に先駆けて、メディア向け内覧会が開かれました。
東京都指定有形文化財「百段階段」で開催中のイベント
会場となる文化財「百段階段」は旧目黒雅叙園の3号館にあたり、1935年(昭和10年)に建てられた木造建築で、2009年(平成21年)には東京都指定有形文化財に指定されています。
「光と影・百物語」が展示テーマ
2015年に初開催され、今年7回目を迎える「和のあかり展」。
今年は「光と影・百物語」を展示テーマに、各部屋にはストーリーテーマとして夏にふさわしい百物語(怪談)の世界が展開。歩みを進めると更なるストーリーが体験できます。
彩色木彫と日本画に囲まれた「漁樵の間」では、放置竹林を再利用したサステナブルな「竹のあかり」の幻想的なコラボレーションが楽しめます。
「草丘の間」では「情念のあかり(歌舞伎に観る創造的なあかり)」として、歌舞伎の世界を作る松竹衣裳と歌舞伎座舞台による「創造的なあかり」を特別展示。
部屋の一角には柳の下からうらめしそうにこちらを見る女性の姿、さらに井戸の中を覗くと...
背筋がゾゾゾっとする演出も。
随所に幽霊や妖怪たちの気配が見え隠れします。
「静水の間」では会場テーマ「さかさまのあかり」として、造形作家・中里繪魯洲さんの作品「さかさまのさかさま」が展示。
幻想的なBGMの中に佇む馬の頭を戴いた3本の樹の存在感に圧倒されます。
妖しい灯りの妖怪提灯が廊下を照らす「清方の間」へ向かうと、
日本画家の園田美穂子さんが描いた百物語の99の怪談話のラスト出てくる青行燈から出てくる幽霊の日本画が展示されています。
文化財「百段階段」を登りきった「頂上の間」では「朝のあかり 風翔ル、夏・薫ル」を会場テーマに、いけばな古流かたばみ会の副家元・大塚理航さんによる装花などが展示されています。
歴史的な文化財「百段階段」の中で、様々な形の光と影が演出が楽しめる同イベント。展示中の一部の作品は実際に購入することも可能です。
ホテル雅叙園東京「和のあかり×百段階段2022」をレポ!購入可能な現代アートも(外部サイト)
「和のあかり×百段階段2022〜光と影・百物語〜」開催概要
期間:2022年7月2日(土)から9月25日(日)
時間:11:30〜18:00(最終入館17:30)※8月20日(土)は17:00まで(最終入館16:30)
会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
料金:当日券 ¥1,500 / 学生 ¥800(要学生証呈示)/ 未就学児無料
販売:ホテル雅叙園東京(一般入場券)/ 公式オンラインチケット(一般入場券、グッズ付)
主催:ホテル雅叙園東京
「和のあかり×百段階段2022〜光と影・百物語〜」イベント詳細(外部サイト)