油をささないと寿命が縮む!モデラーが教える簡単メンテナンス
ガンダムこんにちは!
ガンプラをライフワークとしているモデラ―で、YouTube「シゲチャンネル」管理人のシゲユキです。
今回は、ガンプラそのものの紹介ではありませんが、ガンプラ作りの必需品、ニッパーのメンテナンスについてお話ししようと思います。
■メンテンナンスはなぜ必要?
通常 ニッパーの可動部には潤滑油がいきわたっていて、金属同士が直接接触するのを軽減しています。
図にするとこんな感じで、金属と金属の間に「油の薄い膜」があるわけです。
でもこの油が切れてしまうと、金属同士が直接こすれあって、最終的にはガリガリ削れてしまいます。
更にそのまま使い続けると、可動部にガタツキが生じてしまい、かみ合わせも悪くなるので最悪です。
また、ニッパーの表面に手の油やゴミが付いているとサビの発生につながり、これを放置するのも良くありません。
なので、愛用のニッパーを永く使うためには、定期的なメンテナンスが必要になります。
■どうすればいいの?
それで実際何をすればいいのかと言うと、作業自体は、
- ゴミを取る
- 油を塗る
これだけです。
もう少し細かく言うと油は2種類必要ですが、これは特に気にしなくて大丈夫です。(理由は後述します)
■必要な道具
ニッパーのメンテナンス作業には、
- ブラシ
- 潤滑油(じゅんかつゆ)
- 防錆油(ぼうせいゆ)
- ウェス
が必要になります。
が、これらをまとめたお手軽キットが販売されていますので、ここでご紹介!
アルティメットニッパーでお馴染み「ゴッドハンド」さんの「ニッパー専用メンテナンス油」です。
ニッパー専用 メンテナンス油 防錆 潤滑 1液タイプ ゴッドハンド(Yahoo!ショッピング)
刃ブラシ、メンテナンス油、紙ウェス、をセットにしたもので、初めてメンテナンスしてみよう!ってかたにはピッタリ!
とりあえずこれを買えば全部そろいますw
今回はこれを使って実際の作業を見ていきましょう!
■「ニッパー専用メンテナンス油」の使いかた
それでは作業開始です!
1 ゴミを取る
まずは刃ブラシでニッパーのごみを取り除きます。
油をさす前なのでキレイにしましょう!
細かいものは紙ウェスでふき取っても良いです。
2 潤滑油をさす
ゴミが取れたら潤滑油をさします。
キットに含まれているこれら瓶(メンテンナンス油)のことで、2つ付属していますが両方とも同じものです。
あと、後ろにある青い厚紙のケースみたいなものは、
転倒防止の台座になっているので、通常はこのように納めておきましょう。
潤滑油の瓶は、キャップを外すとハケが付いています。
潤滑油は、このハケを使って注油。
全ての可動部にしっかり浸透するよう、たっぷり塗りましょう。
塗り過ぎても特に問題はありません。
塗り終わったらニッパーを数回開閉しましょう。
すると古い油が染み出てくるので、紙ウェスでふき取ります。
3 防錆油を塗る
潤滑油をさし終わったら、続いて錆防止のコーティングです。
先ほどのメンテナンス油を、今度は防錆油として使います。
このメンテンナンス油は、潤滑と防錆の一液二役なので、油の種類を気にせず利用可能です。
初めに油の種類は気にしなくていいと言ったのはこのためです。
ということで 金属部分の表面にまんべんなく塗りたくりましょう。
表はもちろん、裏側も刃先もお忘れなく!
塗り終えたら数分乾かしてなじませます。
3分くらいで良いと思います。
あとは 余分な油を紙ウェスで軽くふき取ってメンテナンス完了です!
この時、油は少し残ってるくらいが、サビの防止には効果的だと思われます。
4 メンテナンス完了
メンテナンスが終ったニッパーはキャップを被せて保管しましょう。
特に薄刃の物は破損しやすいので、キャップの利用は必須と言えます。
■使う前に
メンテナンス後のニッパーは油がついているので、ガンプラ作りを始める前は、紙ウェスでしっかりふき取ってから使いましょう。
■いつやるの?
ところで メンテナンスのメインである潤滑油ですが、これはいつ使うのが正解でしょうか?
まぁ、こまめにさすに越したことはありませんが、こういうのってどうしても忘れがちですよね?
そんなわけで、モデラー界隈では28日をニッパーの日とし、毎月この日はメンテナンスしよう!という習わしwがあります。
そしてこれが結構自分への戒めとして効果的なので、毎月28日をメンテナンスの日にすることをお勧めします!
■まとめ
- ニッパーはメンテナンスが必要な工具です。
- 潤滑油が切れるとガタツキの原因になります。
- メンテナンスはゴミを取って油を塗るだけでOKです。
- 必要なものがそろったメンテナンスキットが販売されています。
- 毎月28日(ニッパーの日)をメンテナンスの日と決めるのがお勧めです。
以上、ニッパーのメンテナンスについてのお話でした。
ご覧いただきありがとうございます。
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