【寝屋川市】梅が丘に高さ約3mの巨大うさぎとんどが出現! 五穀豊穣・無病息災を祈る地域の伝統行事
2022年11月25日、寝屋川市の高倉とんど保存会が制作した来年の干支「卯」にちなんだ「干支とんど」が 、寝屋川市梅が丘の田んぼ内に姿を現しました。
うさぎの「干支とんど」は 高さ約3メートル、横幅約 1.4メートル、奥行き約 1.9 メートルで、今回は女性を中心とした保存会のメンバー16人が、地域の青竹、稲わらを使い、10月16日から計5日間で制作しました。
田んぼ内に設置する前は、11月4日から6日まで打上川治水緑地で開催された市のイベント「月見とランタンの夕べ」にて設置・ ライトアップされていましたね。
イベント後は市役所の正面玄関内に展示され、訪れる市民がとんどの大きさに驚きの声をあげ、写真に収めたりしていました。
高倉とんど保存会では、地域の伝統を子どもたちに知ってもらい、後世に残そうと、約50年前に途絶えた正月飾りやしめ縄などを焼いて五穀豊穣・無病息災を祈る「とんど焼き」を、平成22年に復活させました。
これまで、辰年にゴジラ、申年に孫悟空、酉年に火の鳥、戌年に土佐犬などユニークなとんどを制作しています。
「干支とんど」の制作は、今回で十二支を一周する12回目となり「とんど焼き」は約50年前と同様、地域の人たちに親しまれる行事となっています。「干支とんど」は、夜間はライトアップされ、2023年1月15日に行われる「第14回高倉とんど焼き」で点火される予定です。
高倉とんど保存会小林伸行さんは、「来年の干支「卯」の「干支とんど」は、新型コロナに振り回されることなく来年が飛躍の年になるよう、うさぎが立ったポーズにしました。高さは約3メートルに達します。制作に当たっては、特に、うさぎの耳の制作に苦労しました。ピンと立ったうさぎの耳の芯材の竹が見えないよう、前と後ろで袋状に藁を編んでいます。また、今回の「卯」の「干支とんど」の制作で、平成24年に制作した「辰」から干支を一周しました。一周の記念として、過去に制作し、市役所に展示した後、 保管していたミニ版の「干支とんど」(ねずみ、うし、とら)3体も田んぼに設置しており、田んぼ内が賑やかになっています。見学に来られた際には、うさぎの赤い目が何で出来ているかなど細かい部分も見ていただけたら嬉しいです。」と話します。
うさぎとんど展示・ライトアップ期間
・ 日程 : 2022年11月27日(日)から2023年1月中旬まで
・ 時間 : 午後5時30分頃から午後8時頃まで
・ 場所 : 寝屋川市梅が丘2丁目(讃良川沿いJR線路を越えた田んぼ内)
第14回 高倉とんど焼き
・ 日程 : 2023年1月15日(日)午後6時点火(予定)
・ 場所 : 干支とんどのライトアップ場所と同じ
寝屋川市経営企画部 企画三課、高倉とんど保存会より情報提供いただきました。