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【調布市】夜の植物園はヒミツがいっぱい! 8/14は神代植物公園で大温室の夜間公開が開催

比嘉麻友トラベルエディター(調布市)

この夏、「神代植物公園」では「大温室夜間公開〜夜の植物のフシギな世界〜」と題して、夜間公開が行われます。先日メディア向けの内覧会が行われたので、一足先に様子を見せていただきました! 普段は見られない植物の動態がとても面白かったです。その様子をご紹介します。

ところで、なぜ神代植物公園は夜間公開の開催を決めたのでしょう。神代植物公園の園長、松井映樹さんによれば、大温室で育てているような植物のある熱帯地方では、涼しい夜に活動する虫や動物が多く、それらに花粉を運んでもらうために夜に咲いて、強い香りを出すものが多いそう。日中には見られない植物の姿を楽しんでもらおうと、3年ぶりに大温室の夜間公開を行うことにしたのだそうです。

例えば、下の写真はジャスミンティーの香り付けに使われることでも有名な、マツリカ。花は夜に咲いて、強い香りを発します。実際に匂いを嗅いでみたのですが、とても強いジャスミンの香りを感じました。

大温室の夜間公開は8月14日(日)の1日間限定(※)。時間は17:30〜20:30(最終入園は20:00)です。一般開園終了後、入園エリアを制限して行われます。料金は300円(中学生以下は無料)。正門、深大寺門は17時に閉園します。大温室夜間公開は、17時30分以降に正門から入場できます。
※8月13日(土)は台風8号の接近と重なるため中止となりました。

大温室のあちこちに夜間公開用の説明が書かれた案内板があるので、それを見ながら自由に見学できます。

案内板の出ている植物は全部で17種類ありますが、なかでも見どころは、サガリバナ。陽が落ちる前に咲いて、夜明けには散ってしまう幻の花です。沖縄・西表島ではサガリバナを見に行くツアーもあるほどだそう!

調布ですが、夜間に幻の花サガリバナが見られると思うと、ちょっとした旅行気分を感じられました。

花が落ちた様子は神代植物公園のツイートで見かけたことがありましたが、朝には花が落ちてしまうんですね!

他にも、イエライシャンやシクンシなど、夜咲いてよい香りを漂わせる花がいろいろ。

そのほか、個人的に面白いなと思ったのが、タマリンドの葉っぱです。タマリンドはそのまま食べたり、ジュースや調味料としても使われる豆科の植物。夜になると下の写真のようにおやすみモードに入り、葉っぱを閉じて眠ったようになります。

暑いときは、冷房の効いたベゴニア室で涼を取ることもできます。球根ベゴニアは暑さに弱いので、常時25度に保たれているそうです。

食虫植物展に展示されていたウツボカズラも、実は夜行性なのだとか。夜になると異臭を発して、夜行性の昆虫を引き寄せるのだそうです。面白いですね!

植物園の夜間公開では、昼間とは違った植物のさまざまな一面が見られます。また、この2日間はキッチンカーの出店やワークショップもあり、お子さん連れのお出かけにもおすすめです。

【施設情報】
名称:都立神代植物公園
住所:東京都調布市深大寺元町5-31-10
開催日:2022年8月14日(日)
時間:17:30〜20:30(最終入園は20:00)
※17時で深大寺門が閉門するので、正門から入園
参加費:300円(中学生以下は無料)
真夏の植物ワンダーランド in 神代植物公園(外部リンク)
神代植物公園へ行こう!(外部リンク)
神代植物公園ニュース 神代植物公園公式 Twitter(外部リンク)

トラベルエディター(調布市)

「地球の歩き方」元編集者。調布市在住歴20年以上。現在はウェブ媒体を中心に、おすすめの旅行・おでかけスポットを紹介するエディターとして活動しています。地元調布の魅力を伝えるため、調布周辺のグルメ情報や散歩写真をインスタアカウント(@chofulunch, @chofusanpo)でも発信中。

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