今回は周南市鹿野にある「農家レストランたぬき」のご紹介です。筆者は伺ったのは2022年9月、少し秋めいて来た頃でした。

以前から気になっていたお店ですが、周南市内からは少し離れているので、なかなか伺う機会がありませんでした。

グーグルマップを頼りにお店を探すと…。鹿野のお店が集まっている場所を通り過ぎ、お店が無い道へ…。

少し不安になりますが、そのまま進むとたぬきの置物！

きっとここですね。曲がり道を進むと、お店がありましたよ。

お店に続くアプローチでは、大小様々なたぬきの置物が出迎えてくれます。古民家風な外観で素敵なお店です。

店内にお邪魔すると、こちらでもたくさんの「たぬき」が待っていてくれました。愛嬌たっぷりのたぬきたちです。

そして、お食事するスペースには靴を脱いでお邪魔します。お家みたいですね。

高い天井は開放感があり、木の温もりがある店内は落ち着く空間です。テーブル席が中心ですが、座敷席も奥の方に用意されています。

筆者が伺ったのは10時過ぎ。

ランチは11時〜とのことだったので、手作りデザートセットを注文しました。

飲み物は、自家製鹿野和紅茶を選んでみました。

やって来たケーキセット。

手作り、しかも週替わり、というケーキはシンプルな見た目が美味しそうです。この日は紅茶のシフォンケーキです。

思っていたよりボリュームがあって、生クリームが添えられているのも嬉しいです。

フォークを入れるとふわふわ。とても優しい味わいです

生クリームを添えて頂くと、クリーミーさが加わってリッチなお味です。

そして、自家製鹿野和紅茶。ミルクや砂糖を入れなくても、美味しい紅茶です。

ケーキと一緒に頂くと、ほっとしますね。

ジャズが流れる店内から外を眺めると、色々な草花が目を楽しませてくれます。

なんて贅沢な時間…。周南市内からは少し遠いですが、こんな時間が過ごせるなら車を走らせたくなりますね。

筆者がお店を出る頃には、ランチのお客様が数組いらっしゃいました。

入口の壁には「宝作御膳（税込1500円）」のメニューがあり、その品数の多さにびっくりします。

しかも、自家製コシヒカリがおかわり出来るんですね。こちらは限定15食のみの提供。気になります。

その他にも「豚々拍子（1100円）」「唐谷ランチ（1000円）」などのセットメニューのほか、うどんやそばなどの単品メニューもあるようです。

また、物販コーナーもあってお土産などを購入することも出来ます。加工品から木工作品、色々なものが販売されています。

写真は撮り忘れましたが、筆者は100円で販売されていたお野菜を購入しましたよ。

鹿野で出会った素敵なお店「農家レストランたぬき」。

お食事やお茶はもちろんですが、お店の雰囲気も魅力的だと思います。

お庭や駐車場には彼岸花や山野草。

栗も実り始めていました。

こちらでは、街中では見られくなった秋を感じる風景が広がっています。

日々の疲れた気持ちや身体を癒やしてくれそうな優しい味わいのお料理に、鹿野の自然が生み出す四季折々の姿。

ちょっと遠出したい時にぴったりなお店だと思います。

でも、最後に寂しいお知らせをしなくてはいけません…。

こちらの「農家レストランたぬき」さんは2022年11月3日で閉店することを予定されているそうなのです。

この場所で15年間営業を続けられた「農家レストランたぬき」さん。閉店の理由は、持病の治療に専念するためである事がホームページに記載されていました。

閉店予定日までは、まだ時間があります。

皆様も秋のお出かけの際に立ち寄ってみてはいかがですか？　ほっとリフレッシュする時間を過ごせると思いますよ。