【宇治市・城陽市】周辺地域に役立つ情報と災害時の安心を届けてくれるコミュニティ放送「FMうじ」
地域のコミュニティ放送「FMうじ」を聴いたことがありますか? FMうじは、宇治・城陽・久御山の2市1町を対象に放送しているラジオ局です。
地域密着型のコミュニティ放送は、1992年(平成4年)1月に制度化され、1995年(平成7年)1月の阪神・淡路大震災でラジオにおける情報伝達手段が再認識されたことから一気に広まったそうです。
FMうじは、1995年9月1日の防災の日に、全国で20番目、近畿では2番目の放送局として、いちはやく開局しました。
災害が起こると、テレビやラジオなど大きな放送局では、災害の状況などを全国に伝えてくれます。しかし、災害当事者となった人が知りたいのは、もっと身近な情報です。
たとえば、「電気はいつ復旧するのか」「給水車はいつどこに来てくれるのか」「崩落して通れない道があるのか」など。そういった情報を伝えることができるのが、FMうじのようなコミュニティ放送なのだそう。
2023年4月~6月にかけて放送されたドラマ「波よ聞いてくれ」の舞台となったのも、まさにコミュニティ放送。常にぶっ飛んだ放送を続けてきた主人公が、最終回で被災者を勇気づけるような放送を続けるシーンに感動させられたことを思い出しました。宇治・城陽・久御山地域で、このような役割を果たしてくれるのが、きっと「FMうじ」なんでしょうね。
FMうじは、宇治市産業会館1階にあります。しかし、万が一震災でこの場所が使えなくなってしまったときのため、「うじ安心館」にも災害時の臨時スタジオがあるそう。うじ安心館は、宇治市の災害対策本部が設置される場所なので、確かな情報が集まります。
さらにFMうじのパーソナリティのみなさんは、緊急時にこの臨時スタジオを使えるよう、年に一度のペースで訓練も行われているそうです。
また、FMうじは、京都府・京都府公安委員会・宇治市・城陽市・久御山町と災害対策基本法に基づく放送要請等に関する協定を結んでいます。
いざというとき非常に頼りになるFMうじのことは、平常時にこそ、多くの方に知っておいていただく必要があると、FMうじのみなさんはおっしゃいます。
そこで通常時は地域の方に役立つ情報や、ちょっとうれしい情報などを届けるよう努めていらっしゃるそう。パーソナリティには、地元在住の方や地元にゆかりのある方を起用。リスナーのみなさんに身近な存在として感じていただくことはもちろん、災害時は試聴者と同じ目線で細やかな情報が伝えられるよう配慮されているそうです。
FMうじの番組の一部をご紹介します。
宇治市探検(宇治市提供)月曜から金曜の9時~9時30分
宇治市の最新の姿勢情報をゲストの方とお届け
以心伝心888 月曜から金曜の9時30分~12時
生放送で、各曜日のパーソナリティが個性豊かにお届け
Zoom Up ! 月曜から金曜の16時50分~17時50分
宇治、城陽、久御山のその日の出来事をいち早くお届け
城陽パープルタイム(城陽市提供)月曜16時~16時40分
文化パルク情報、サンガタウン情報、街の話題など、城陽の最新情報をお届け
もちろん、土日祝日も放送はありますよ!
FMうじの番組表は、ホームページで確認できますので、ぜひチェックしてみてください。放送は、FM88.8MHz、もしくはインターネット放送で聴くことができますよ。
【基本情報】
FMうじ88.8
エフエム宇治放送株式会社
所在地:京都府宇治市宇治琵琶45-13 宇治市産業会館1F
電話番号:0774-24-0888
メールアドレス:office※fmuji.com ※を@に置き換えてください
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