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【富士宮市】土地の恵みを美味しくいただいく… まかいの牧場でジビエソーセージ作り 体験!

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

不朽の名作、ディズニー映画『バンビ』。

可愛らしいのに、自然の中を逞しく生きている…そんなイメージが大きなシカですが、日本各地の森林や農作物が食べられてしまうなどの被害の最も大きな要因がシカと言われています(農作物の被害額約35.0%、森林被害面積の約73%がシカによるもので野生鳥獣の中で1番)。

また道路へのシカの侵入・飛び出しによる車両の衝突またはドライバーの回避行動に伴う路外への逸脱、車両相互の衝突事故は毎年2,000件を超えると言われています。

FUJIYAMA HUNTER'S BEER醸造所から見た柚野の風景
FUJIYAMA HUNTER'S BEER醸造所から見た柚野の風景

自然豊かな柚野の里ですが、周囲の山のほとんどがスギやヒノキの植林で、大規模に伐採されて何もなくなっている部分もあるそうです。

そこで15年くらい前に、FUJIYAMA HUNTER'S BEERの深澤さんは仲間たちと広葉樹でも植えようと、関係先に協力を求めた上で地元の子どもたちも集めた植樹祭をやっていたそうです。

ところが次の年の春に同じ場所に行ってみたら、植えたはずの樹木が見当たらなく、シカに食べられほぼ全滅の状態でした。

そこで調べた末、深澤さんは『自分でシカを捕まえよう』となったそうです。

柚野と同じく広大な自然に恵まれている朝霧でも、食害や事故等に繋がるシカを狩猟されていますが、知っている方も少ない上、普段食べ慣れないシカ肉に抵抗を感じる方もいるようです。

まかいの牧場食の体験工房
まかいの牧場食の体験工房

こういった中、生態系を守る取り組みとして狩猟した命を、無駄にせずに頂くことで、命の循環につなげて行こうと、10月6日よりまかいの牧場食の体験工房でジビエソーセージー作り体験が始まりました。

ジビエソーセージ作り体験に使用されるシカ肉は、この夏に開設したFUJIYAMA HUNTER'S BEER深澤さんの認可施設で解体したものを使用します。

ボウルにシカ肉やスパイスを入れて混ぜてから、腸詰めをしたら、ソーセージを均等な大きさにねじって調整まで一連の作業を体験!

難しいところはスタッフさんが手伝ってくれるので安心です。

自分で作ったジビエソーセージは、どんな味なのか…楽しみです。

まかいの牧場のジビエソーセージー作り体験を通じて、ジビエの魅力や増え続ける鳥獣被害を減らし、地域の活性化や社会貢献の実現、SDGsへの取組についての理解を深めてみませんか?

まかいの牧場

住所:富士宮市内野1327-1

TEL:0544-54-0342

営業時間:9:30~17:30

定休日:12/4,5,11,12,17,18,19,25,26

1/8,9,15,16,22,23,27~31

2/5,6,12,13,19,20,25,26,27

3/5,6,11,12,13

*定休日はスタッフも休暇となります

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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