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500円以下で入浴できる!「財布にやさしい日帰り温泉」5選(関東周辺編)

高橋一喜温泉ライター/編集者

あらゆるものの値上げが続いている。家計は苦しくなるばかり。「エンゲル係数」が39年ぶりの高水準となったというニュースも記憶に新しい。

旅行関係の支出も例外ではない。物価高やインバウンドの増加などの要因が重なり、ここ数年で宿泊費もかなり上昇した。泣く泣く入浴料金を値上げする温泉施設も少なくない。

そんな時代に重宝するのがワンコインで楽しめる日帰り温泉である。宿泊は厳しくても、日帰り施設ならリーズナブルに湯浴みを満喫することができる。

そこで今回は500円以下で利用できる日帰り温泉を関東周辺エリアに絞って5か所紹介したい。他のエリアに比べて料金が高くなる傾向にあるが、探せばワンコイン温泉はまだ存在する。もちろん、すべて源泉かけ流しで、湯の質も申し分ない。

那須湯本温泉・鹿の湯(栃木県那須町)

1300年の歴史をもつ日帰り温泉「鹿の湯」。昔ながらの湯治場を彷彿とさせる木造の浴室には41~48度の湯船が6つ並ぶ(男湯)。硫黄(硫化水素)が香る乳白色の湯は当然かけ流し。お気に入りの泉温の湯船を選んで入浴できるのがうれしい。頭から「かぶり湯」をしてから入浴するのが流儀。ゆっくりする余裕があるなら、昔ながらの湯治宿が並ぶ温泉街にも滞在したい。入浴料金は500円。

国母温泉(山梨県甲府市)

甲府市内は湯村温泉などの温泉地もあるが、市内にはすぐれた泉質の温泉銭湯が多数存在している。そのひとつ国母温泉は主に地元の常連さんが通う小さな温泉銭湯。1953年創業で、脱衣所や浴室には昔ながらのレトロな雰囲気が漂う。露天風呂も備えた浴室には、琥珀色をしたモール泉がかけ流し。肌に小さな気泡が付着するのは源泉が新鮮である証しだ。入浴料は銭湯価格の430円。

川原湯温泉・王湯(群馬県長野原町)

ダムの湖畔にある温泉地。共同浴場の「王湯」は、温泉地のシンボルといえる施設で、ダムを一望できる露天風呂が人気。ダムの湖畔というロケーションなので、シーンと静まり返っていて、聞こえてくるのは湯が落ちる音だけ、という日常では体験できないような静かな時間を過ごせるのが魅力だ。川原湯温泉があるのは、草津など有名な温泉地が密集するエリアであるがゆえに、入浴客も地元の人や一部の温泉ファンが中心なので、比較的ゆっくりと過ごせる。入浴料金500円。

喜連川温泉・市営露天風呂(栃木県さくら市)

さくら市にある温泉地で、日本三大美肌の湯として知られる。情緒のある温泉街が存在するわけではないが、気軽に日帰り入浴できる温泉施設が点在している。特に広々とした岩風呂が自慢の「市営露天風呂」は50人が同時に入れるほどの広さで、開放感もたっぷり。茶褐色の湯がかけ流しだ。入浴料金は400円。

鹿沢温泉・紅葉館(群馬県嬬恋村)

上信越高原国立公園内、標高1500mに湯煙を上げる山の温泉地。一軒宿の鹿沢温泉「紅葉館」は明治創業の歴史ある湯治宿で、日帰り利用もできる。入浴料金は500円。歴史を重ねたレリーフが特徴の内湯には、緑色のにごり湯が滔々と掛け流し。湯の花が大量に舞う本格派だ。温泉ファンがわざわざ訪ねてくる源泉自慢の宿である。冬季は雪道になるため車で訪れる際は要注意。

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温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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