武蔵小山など都内10店舗で飛騨野菜のコラボメニューが食べられる
岐阜県飛騨市では2020年から飛騨市の農家と飲食店がコラボし、期間限定で特別メニューを提供する「飛騨市まるごと食堂」を毎年開催。
今年からは東京都内の10店舗で「首都圏版飛騨市まるごと食堂」が8月1日(火)から9月30日(土)まで開催中です。
今回は対象店のひとつ、品川区の武蔵小山にあるワイン&ビストロ「Eme」で飛騨市の野菜を使用したコラボ料理の試食会を取材してきました。
武蔵小山のワイン&ビストロ「Eme」
東急線「武蔵小山駅」から徒歩3分のところに緑の植物に包まれた店舗が見えてきます。
店舗の手前は観葉植物の販売店で店の奥に2018年にオープンしたワイン&ビストロ「Eme」があります。
緑の中を進むとおしゃれな空間が。まさに隠れ家的なレストランです。
こちらでは、フランス・バスク地方の郷土料理をベースにお肉やお魚、野菜などのコース・メニューやアラカルト料理が楽しめます。
飛騨市産の野菜たち
この日は自然農法で野菜を育てている農園「ソヤ畦畑」で収穫されたズッキーニ3種、鈴ピーマン、万願寺とうがらし、トマティーヨ、ツルムラサキ、真黒茄子、じゃがいも(メークイン、シャドークイン)の新鮮な飛騨市産の野菜を用いた特別メニューを試食しました。
飛騨野菜のポワレ
それがこちらの「飛騨野菜のポワレ〜発酵トマトとえごまの香り〜(2,310円)」。アラカルトやディナーコースの1品として提供しています。
店主の武藤さんいわく「野菜自体の味がしっかりしているので、味付けはサポート程度にしています」というだけあって、素材によっては軽く湯通しや塩ふりなどの下ごしらえをしたあとは、シンプルにフライパンでポワレして焼き色をつけた一品です。
実際にいただいてみると、食感がよく野菜の味わいがしっかりとしていて、ポワレすることで野菜自体の自然な甘みが楽しめました。
トマトに塩を加えて発酵させた「発酵トマトのソース」と、香り高い「えごま」のパウダーを使用したマヨネーズのようなソースがさらに野菜の旨味を引き立てます。
お店では約300〜400種類のワインが楽しめるそうで、「飛騨野菜のポワレ」に合うワインを聞いてみたところ、旨味のある自然派の白ワインやロゼワインとの相性も良いそうです。
店主の武藤さんは今年2月にお仲間の料理人のみなさんと飛騨市の農家を実際に訪れて、今回の料理のインスピレーションを得たといいます。
武藤さんは「飛騨市は標高が低いところと高いところがあって、水がすごく綺麗な場所。今は夏らしいズッキーニが美味しくておすすめです。今度は飛騨の鮎や飛騨のお肉を組み合わせた料理もおもしろそうですね」と話してました。
美味しい食べ物が数多集まる東京ですが、飛騨市の野菜のほとんどは中京や関西圏に出荷されることがほとんどで、首都圏で食べられるお店はかなり珍しいそうです。
飛騨市産の野菜が楽しめる「首都圏版飛騨市まるごと食堂」は、9月30日(土)まで開催しています。
首都圏版飛騨市まるごと食堂 - HIDAICHI(ヒダイチ)(飛騨市公式 食の情報サイト)
※取材では飛騨市の協力により料理を無償提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
Eme
所在地:東京都品川区小山3-11-2 1F
営業時間:ランチ12:00〜15:00(L.O.13:30)ディナー18:00〜23:00(L.O.フード21時、ドリンク22:30)
月曜休業・不定休
Eme(エメ) | 武蔵小山ワイン&ビストロ(公式サイト)