【葛飾区】ポテチみたいに、本を身近に「POTATO CHIP BOOKS」立石にできた小さな本屋さん
いつものようにゆる~っと自転車をこぎながら、ねこらーまんは立石をお散歩です。
区役所の脇を抜けて駅通り商店街の入り口へ…と、何やら見慣れないモノを発見??
こんなところに「本」!? 立石にできた小さな本屋さん
ねこらーまんが見つけたのはこちら。
キッズファッションのお店「ピカデリーサーカス立石店」さんの看板の横に、ともすれば見過ごしてしまいそうな小さな看板が。
「本」?? とりあえず、矢印の方向へ素直に進んでみましょう。
路地を進むと、大きなドミノみたいな、四角いオブジェを発見。
「本 POTATO CHIP BOOKS」これは、本屋さんの看板ですね?
まだ畳み跡の残る真新しいのれんに、店頭にはお祝いのお花。オープンして間もないと思われる、こちらは小さな本屋さん!
ピカデリーサーカスさんのお隣に、こんなお店ができていたなんて…!
本そのものも好きだけど、「本屋さん」という空間も、ねこらーまんの大好物。わくわくしながらのれんをくぐりました。
2022年11月19日(土)かわいい本屋さんOPEN!
こんにちは~、と入るなり明るい声が。すっきりした店内に、いろんな本が並んでいます。
シンプルな店内に、まるでインテリアのように並べられた本たち。ということは、こちらはどうやら選ばれたものだけが並ぶ「本のセレクトショップ」ですね?
オーナーさん、よほどの本好きとお見受けしました。これはぜひ、直々にお話を伺わねば♪
こんにちは! ちょっとお話よろしいでしょうか?
「はい、ぜひ!」とにっこりご快諾くださった笑顔の素敵なオーナーさん、長島さんです。あれもこれも訊いちゃいましょう♪
お店、まだ新しいですよね。どうしてこちらで本屋さんを?
「はい、まだオープンして2週間くらいなんですよ。特に書店とか出版関係で働いていたというわけじゃないんですが、そういえば立石には本屋さんがないなぁと思って。」
確かに、ないですね。新刊書店でセレクトショップとなると、葛飾区内でもあったかなぁ…??
では、じっくりお店を見せてください!
入ってすぐの平置きコーナーに、なんとサイン本発見。奥には文庫本コーナーもありますよ。
背表紙のタイトルはどれも興味深いものばかりです。こちらも長島さんセレクトですね。
そして葛飾らしく、こんなものたちも!
われらが両さん「こち亀本」!
そしておしゃれな雑貨コーナーをよ~く見てみると…?
葛飾区の老舗企業「北星鉛筆」さんが60周年を記念して発売した「大人の鉛筆」ではありませんか!
さすが葛飾区役所のおひざ元、徹底的に、葛飾区!!
相談できる本屋さん「POTATO CHIP BOOKS」
さて反対側の本棚に目をやると、一転して子ども向けの本がずらり。
な、なんですか、このインパクトしかない本は!?
「これ、パパに頑張ってもらう仕掛け絵本なんです。昨日も『パパとやる!』って子どもさんが買って行ってくれて、すごく人気なんですよ。」
パパが頑張るパパ、パネル…。
あっ、これ顔はめ看板ならぬ「顔はめ絵本」なんだ! わ~おもしろ~い!!
そしてこちらは「ご自由にお読みください」の本ですね?
「はい。うちの子たちも読むので、置いてるんです。」
長島さん、小学生のお子さんを持つママでもあるんですって♪
ちょうどそこへ、年配の女性がお店に入ってこられました。お孫さんに何か絵本を…というその方のお話に、しっかり耳を傾ける長島さん。年齢や好みに合わせ、いくつかの絵本をおススメされています。
こうして相談に乗ってくれる本屋さんって、いいなぁ…。
「子どもさんの本のことは、よくご相談いただきます。全然文字に興味がないというお子さんなら、まずは絵が楽しい、お子さんが好きそうなものを選んでいただければ。」
なるほどぉ…本を「読む」というより「楽しむ」を先に考えてあげようね、ということなんですね。
親としては、字を覚えてほしい、理解力を養ってほしい…なんて思いが少なからずあるものですが、ちょっと視点を変えてみなければ!
というわけで、個人的に絵が気に入ったネコの絵本を買いました(笑)。ねこらーまんですからね!
もちろん、子どもさんだけでなく大人の本の相談にもしっかり乗っていただけますよ。本に興味のない方でも、お話を聞くだけで面白いかもしれませんね。
ところで、最後に一つ。みんな知りたいあの質問を!
気がついたらつまんでる…本を、そんな身近な存在に
で、ですね。
すでにいろんな方から訊かれたと思うんですけど、どうして「ポテトチップ」なんですか?
「ポテチって、身近だし手軽だし、気が付いたらパリパリ食べてるっていうか(笑)。」
確かに! たまに無性に食べたくなりますよね~。
「本もそんな存在だなと思って…それで『POTATO CHIP BOOKS』と付けました。」
気がついたらつまんでる、本はポテチみたいな存在。
そんな言葉をさらっと語れる人って、なんてすてきなんでしょう♪
さて、ねこらーまんも気になった本を買って帰りました。
ご覧ください。これがPOTATO CHIP BOOKSさんのブックカバーです!
はい、ポテチ♪
長島さん、すてきなお話しをありがとうございました!
POTATO CHIP BOOKS
所在地:〒124-0012 東京都葛飾区立石7丁目3−5 102
※営業日等は上記リンクよりInstagram公式プロフィールにてご確認ください。