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【衝撃の昭和文房具】小学生の頃に一番助けられた「ピンセル」これさえあれば掲示物係も楽々クリアでした

猪口フミヒロ文房具ブロガー&ライター

文房具ブロガーの猪口フミヒロです。

今日は懐かしい昭和文房具を紹介します。それは「ピンセル」です。知っている方、使った方はもう少ないかも知れないですが、僕は小学生の頃に大変お世話になりました。思い出の保存のために購入してきました。

何歳くらいまでの方が、この文房具を知っているんでしょうね。

小学生の頃の思い出「掲示物係」

大変保存状態が良いものを見つけることができました。当時の価格は、なんと¥450。その当時は消費税なるものもなかったので正味価格ですね。物価がたぶん4分の1くらいなんじゃないかと思われます。

僕は、小学生の頃、定期的に回ってくる掲示物係が嫌でした。画鋲を使って授業中に描いた絵や習字の作品を掲示するのですが、やたら指や爪を酷使するのです。取れない画鋲があると近くの子にお願いして取ってもらってました。

僕は長男でおっとりと育てられたものですから、そんな思い切り画鋲を突き刺すとか、それを力一杯に引き抜くとか、やったことがなかったのです。怪我したらどうするんだろうか?そのくらいの気持ちでこの行為を眺めてました。

「ピンセル」の登場です

そんなときにこの「ピンセル」が登場しました。各クラス1個づつ、掲示板の隅に設置されたのです。これさえあれば夢のように簡単に画鋲を取ることが出来ました。もう指も爪も痛くありません。

僕は掲示物係に立候補しても良いなぁと思うほどでした。そんな救世主的な昭和文房具が、これだったのです。取った画鋲もじゃんじゃん胴体部分に収納されていくので、取り扱いも簡単。僕の最愛でした。

そもそも画鋲を触ると不器用な僕はよく手に刺してしまったりしてました。そういうストレスが一切なくなったのが、この文房具のおかげです。考案した人は天才ではないのかなぁと思います。この「ピンセル」今でもあるのかな?

説明書が入っていました

画鋲はもう危険な消耗品ではありません。

ピンセルは、良質強度の金属と美しいプラスチックで作られたスマートな小型の筒体ですが、大小100〜150個の画鋲を入れることができます。

拇(おや)指先で簡単に開閉するフタの下には、画鋲を呑みこむ鮫口型の刃がついています。

画鋲を抜く時は、フタをしたまま、刃先を画鋲の下に差しこみ、テコのように動かしてください。

抜かれた画鋲は「ピンセル」文字板を透かして見えますが、決して外へは飛び出しません。

画鋲を出すときには、フタの縁を押し上げてください。

子供の頃にこんな説明書は見たことなかったなぁ。

ひっくり返してみたところです。このV字型の部分が画鋲を掬うようにキャッチします。

そして、この収納部分に格納されていくのです。とっても便利です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。

こんな昭和文具を懐かしく感じていただいた方もいらしたんじゃないでしょうか。調べてみますと、現代の画鋲抜きは、もう少しスマートになっているようですね。こういうネタで家族で議論してもらえると嬉しいです。

では!

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文房具ブロガー&ライター

文房具ブログを2009年から毎日書き続けています。文房具に関することなら何でもお任せください。東海地区を中心に活動を展開。文房具朝食会@名古屋というコミュニティーを主催。『文房具屋さん大賞』特別コメンテーター。文房具を通じて便利さと幸せを感じてもらいたいです。

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