【鹿児島市】30年前の水害で崩壊した旧五大石橋の現在の姿。鹿児島市の歴史が詰まってます。
鹿児島市下荒田にある「武之橋」。
平成5年(1993年)8月6日の集中豪雨(以下「8.6水害」)により、甲突川が氾濫し石橋の武之橋が崩壊しました。
8.6水害から今年、30年目の節目となり武之橋の欠壊を映像で見て衝撃的だった方もいらっしゃると思います。
あれから30年も経つなんて、時代の流れを感じます。
五大石橋として、下荒田と新屋敷町を結ぶ武之橋。1848年に建設され、5連アーチの橋になっていて甲突川に架かる橋としては最長となる71mありました。
五大石橋は上流から玉江橋、新上橋、西田橋、高麗橋、武之橋の順にありましたが、新上橋と武之橋が1993年の8.6水害で流失し、現在の新しい橋になっています。
甲突川沿いは、ウォーキングができるようにコース化されているので、こうして途中で休憩できるようにベンチもありました。
武之橋は150年近く前に、肥後の石工を招いて作られていたそうです。
水害で一度はなくなった武之橋ですが、形を変えて今も市民の架け橋になってくれているのがありがたいことです。
晴れて風のない日は、甲突川も穏やかで30年前に氾濫したとは思えないですね。
いつまでもこの穏やかな日々が続くことを願っています。
甲突川沿いのウォーキングコースを歩きながら、鹿児島の歴史を感じるのもいいですね♪
・旧五大石橋:武之橋跡地の碑
〒890-0056 鹿児島県鹿児島市下荒田1丁目46−1