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アップル「iOS 16」の切り抜き機能にハマる 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.480

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト

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石川 温の「スマホ業界新聞」

2022/08/20(vol.480)

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《目次》

1.iOS 16でハマる画像の「切り抜き」機能

-----スマホはOSとAIのコラボで差別化を図る時代に突入

2. iPadOS 16で導入された「ステージマネージャー」を試す

-----大画面で使い勝手いいのは「パソコンの再現」なのか

3.watchOS 9では「睡眠のレベル」を測定可能に

-----24時間、装着するために欲しくなる「Apple Band」

4.今週のリリース&ニュース

5.編集後記

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1.iOS 16でハマる画像の「切り抜き」機能

-----スマホはOSとAIのコラボで差別化を図る時代に突入

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今週、取材が全くなかったので、今秋、正式リリース予定のiOS 16をじっくりと触ってみた。

使っていて特に気に入っているのが「切り抜き」機能だ。

カメラで撮影した画像を、写真アプリで表示し、長押しするとAIが被写体を認識し、切り抜いてくれるというものだ。人物やペットなど、あっと言う間に切り抜いてくれる。切り抜いた画像はコピーや共有ができ、メッセージなどで送れるし、YouTubeのサムネイルなどにも活用できる。実際、子どもを切り抜き、メッセージで送って楽しんでいる。

アップルの自社開発チップでは機械学習などのAI処理能力に長けている。この画像切り抜き処理もAIのチカラが大きいのだろう。

今回、iOS 16では、iPhone7などの過去モデルが非対応機種となった。iPhone 7などではAI処理が難しいということで対応機種から外された模様だ。

AI処理という点においては、Google「Pixel 6a」も楽しい。消しゴムマジックで背景を、ビックリするぐらい綺麗に消せるのは驚きだ。実際、5歳児の前で消しゴムマジックを使うと、「消えた!」と声を上げて喜んでくれるほどだ。消しゴムマジックもグーグルの自社開発チップ「Tensor」の存在が大きい。

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ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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