神戸っ子にお馴染みの「センタープラザ」。言わずと知れたグルメスポットですが、その中でもいつも人足が絶えないお店「天ぷら定食 まきの」。

お店のど真ん中にオープンキッチンがあるのですが、そこに天ぷらの具材が綺麗に並び、大きな鍋にたっぷりと入った油で次々と天ぷらが揚げられていく姿が、歩く通路側からもよく見えます。

天ぷらはやっぱり揚げたてが最高ですよね。あのサクふわ食感、揚げたてをハフハフとしながら食べる瞬間は、まさに贅沢の極み…と、気がつけばいつの間にかカウンター席に座っていた私。

間髪入れずに人気メニュー「まきの天ぷら定食」プラス卵天を注文。基本はご飯(おかわり自由)、味噌汁がついているのですが、今日はサラッといきたくざる蕎麦に変更(プラス150円で可能)してみました。

最初に運ばれてきたのがざる蕎麦。そして揚げたてのイカ、海老、舞茸、卵の4つがトレイにひとつづつ乗せられました。残りの天ぷらはまた後で揚げられてくる模様です。

大根おろしの入った天つゆに、イカ天を漬け込んでひと口。サクふわでイカも柔らかい。ざる蕎麦もいい具合にコシがあり、関西風味のつゆを絡めてつるんと喉越し良しです。

テーブルにはイカの塩辛、ゆず大根があり自由に食べられます。天ぷらにはこんなさっぱりした酢漬けのものが良く合いますね。隣の席のお兄さんは早速ご飯を大盛りでおかわり。ご飯が進むの、わかります〜

続けてやってきた魚はふんわり食感、カボチャは分厚くてしっとり、とり天は味付きでしたが天つゆにも合いました。黒薬味と書かれたものをふりかけると、山椒の香りがフワッと広がります。

「まきの天ぷら定食」は天ぷらが6品ついて1,090円(税別)ですが、卵天付きで1,190円(税別)にできます。因みに単品だと180円、せっかくなのでセットが良いかと。

卵天はテーブル上にあるタレと黒薬味をかけてご飯に混ぜるのだそうですが、今日はざる蕎麦にしたのでとり天に絡ませたり、最後に麺つゆに混ぜて蕎麦に合わせてみたのですが、これまたGOODでした。

残った麺つゆに蕎麦湯を、と思って聞いてみましたがお蕎麦屋ではないので置いていない様子。代わりにあったかいお茶もありますよと出してくれました。

出来立て天ぷらをたんまり食べてほっこりです。空腹時に天ぷらの揚げたてを見せられてしまって心が揺らがない人はいないのではと、お茶をすすりながら改めて思います。

カウンター前で繰り広げられる「出来立て天ぷらショー」は、足が自然とお店の方へと向かってしまう巧みな罠…今日もまた気がつけばお店の中へと吸い込まれてしまっていた私なのでした。

＜関連記事＞串カツ食べてこか！愛すべき時間が流れる東山商店街。喋って笑って、食べて散歩して【神戸市】(外部リンク)

＜関連記事＞神戸のB面「新開地」を楽しむ秘訣を知りたくば、おっちゃんの行動を見よ【神戸市】(外部リンク)

＜関連記事＞関西の飲茶文化をつくりあげてきた老舗「香港茶楼」で、お手頃ランチやチョイ飲みも【神戸市】(外部リンク)