【市川市】平日1日1本! 都営新宿線の本八幡駅発の「急行」に乗ってきた。なぜ1本だけ残っているの?
都営新宿線のダイヤが2023年3月に改正されて日中の急行運転が無くなりましたが、平日は1本だけ急行が残っています。
今回は実際に乗って混雑状況等を調べてきました。
市川市内では唯一の「急行」停車駅!
市川市内には、総武快速線、総武線各駅停車、北総鉄道、東京メトロ、京成本線、都営新宿線と6路線の駅がありますが、「急行」という名称の列車が定期的に運行しているのは都営新宿線のみ。そして平日はその「急行」が1本のみ運行ということで、市川市内で「急行」に乗ることが出来るのは、9:45発のみなんです。
9:40分前に折り返し「急行橋本行」になる列車が入線してきました。
都営新宿線「急行橋本行」の混雑状況
車両正面には「急行橋本行」の表示。この種別表示を見ることが出来るのも平日は1日1回限り。
さっそく乗車してみます。今回は最後尾に乗車しましたが、車内は空いており、皆さん座ることが出来ています。(※日によって混雑状況は変わります)
急行は本八幡駅を出ると次の停車駅は船堀駅なのですが、船堀駅ではほぼ座席が埋まっておりました。
なぜ1本だけ「急行」が残ったの?
ここで素朴な疑問が生まれてきます。なぜ「急行」が1本だけ残ったのかという事。
駅員の方にも聞いてみたのですが、コロナ禍の影響で運送効率を再検討したといった理由もありそうですが、「急行を廃止すると各方面への影響が大きい」という理由が一番納得感がありました。(あくまでも個人的見解です)
百聞は一見に如かず、こちらの看板が分かりやすいかもしれません。新宿まで29分の文字。
そうなんです。本八幡駅から新宿駅まで30分を切るダイヤは都営新宿線急行だけなんです。これは並走する総武線各駅停車にはない大きなアドバンテージ。途中停車駅も、船堀、大島、森下、馬喰横山、神保町、市ヶ谷と6駅のみ。
急行が無くなると、こういった路線図の表記も修正しなければならず、さらにマンションや戸建ての販売時にも「新宿まで29分!」といった謳い文句が表現できなくなる等、様々な影響がありそうですね。
これからも市川市内唯一の急行停車駅として本八幡発急行が存続することを願っております。