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【下関市】木桶で作るお醤油の製法に感動!伝統を守り続ける「老舗お醤油屋」の工場見学レポート

yuiライター(下関市)

「ヤマカ醤油」はこんなお店

前回の記事、【創業明治5年。山口県産の大豆を使った木桶仕込醤油が自慢!「ヤマカ醤油」前編。】

というタイトルで、ヤマカ醤油さんの素晴らしい甘口醤油などの商品を、たくさん紹介させて頂きました。

ご覧になってない方は、こちらをクリックして是非ともご覧ください。

さて今回は工場見学!ヤマカ醤油さんの後編をお届けしてまいります

直売所となっている店内
直売所となっている店内

では、一番奥の扉から、工場の中へ入っていきたいと思います。

工場内に入るとすぐ、耐火煉瓦煙突(下関の文化財)があります。

煮沸窯用の煙突だそうです。ヤマカ醤油さんのシンボルともなっていて、当時は1.5倍もの長さがあったそうです。今も大切に保存されています。

お醤油は、大豆と小麦で出来ているってご存知でしょうか??

工場内には巨大な袋が置いてありました。原材料となる、大豆と小麦です。左が大豆の袋で、右が小麦の袋、それぞれ1トン位の量が入っているそうです。

ヤマカ醤油さんは、スーパーにも卸していらっしゃいますので、1か月で約10トンの小麦と大豆を使って、お醤油を作っているそうです。すごい量です。

では醤油作りの仕込みをしてくれる機械から。

まず①大豆を蒸し、小麦を炒って仕込みをします。

②大豆と小麦を、大きな機械に入れて混ぜ合わせます。約1.5トン入るそうです!!

大豆と小麦を混ぜ合わせる機械。すごく大きな機械で、大きな音も鳴っています。
大豆と小麦を混ぜ合わせる機械。すごく大きな機械で、大きな音も鳴っています。

③種麹を加えて麹を作り、食塩を混ぜると諸味が出来て、ゆっくり、発酵・熟成させます。

大量のお醤油を作るのは、とても大変そうです。

そして味噌のような姿で、再び登場!!

お醤油の、とてもいい香りが漂っています
お醤油の、とてもいい香りが漂っています

④ここからしっかり重しを落として絞って、殺菌の為に火入れをしたら、完成だそうです!

お醤油ってこのように出来ているんですね。有難いです。

「ヤマカ醤油さん」の木桶仕込醤油の工場現場へ

前回の記事でお伝えしましたが、ヤマカ醤油さんには、昔ながらの製法で作り続けている「木桶仕込醤油」という商品があります。立派な木桶が3つも並んでいます。

このくらい大きいです!ヤマカ醤油、営業の村尾さん、笑顔が素敵です!

工場内を分かりやすく、丁寧にご案内していただきました。ご協力ありがとうございます。
工場内を分かりやすく、丁寧にご案内していただきました。ご協力ありがとうございます。

木桶の中は諸味(小麦と大豆と食塩を混ぜたもの)が入っています。

木桶の中にある棒で、1日~2日に1回、撹拌するそうです。1つの木桶に3600ℓ入っているそうで、それを混ぜると想像しただけで、すごい重労働ではないでしょうか。

この状態で、1年半寝かせて熟成させると、やっとお醤油が完成するそうです。

木桶醤油で使われる原材料は、山口県産小麦、山口県産大豆、讃岐の塩だけで作っている、こだわりの詰まったお醤油です。国産大豆は小さく、発酵にものすごく時間がかかるそうですが、美味しさと健康のために、今後も続けていくと仰っていました。

昔の伝統を守り続けながら、新商品もどんどん作って地元の方に喜ばれているお醤油屋さん。それが、ヤマカ醤油さんです。

工場見学をして、益々ファンになってしまいました。これからも、美味しいお醤油を届け続けてくださいね。ヤマカ醤油さん、ありがとうございました!

「ヤマカ醤油」の地図や駐車場など詳細情報

ヤマカ醤油

下関市下関市安岡町1丁目9-7

083-258-0031

08:00~17:00

定休日/土曜・日曜・祝日

(土曜が開いていることもありますのでお問い合わせください)

駐車場あり

ヤマカ醤油

ライター(下関市)

福岡とオーストラリアに住んだ後、結婚して下関に移住して8年になりました。趣味は旅行、読書、お酒、カフェ巡り、可愛いもの甘いもの大好き。楽しそうな事をたくさん記事にしていきたいと思います。

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