【京都市】節分は「四方参り」をして新年を迎える
京都にいると、伝統文化を伝承しているイベントが多く、忙しく過ごす日々です。
昨日は、旧暦の大晦日である節分。コロナ禍ではありますが、今年は規模を縮小しながらも、節分会を行われたところが多いようです。
その中でも、京都は「四方参り」をする風習があるのですね。
「四方参り」とは何か…
京都には御所(歴代天皇が居住し儀式・公務を行った場所)の四方の鬼門を護る四つの神社があり、それらを節分の日に巡る、千年ほど前から京都に伝わる伝統行事のひとつ「四方参り」というそうです。
鬼門を守る、四神社というのが…
『吉田神社』、『八坂神社』、『壬生寺』、『北野天満宮』どこも有名な場所ばかりですね!
実は、邪気には流れる方向があるため、きちんと回る順番があるそうです。
北東から邪気が現れると言われているので、そこから時計回りに移動します。
北東にある「吉田神社」→南東にある「八坂神社」→南西にある「壬生寺」→最後に北西にある「北野天満宮」という順にまわります。北野天満宮の福部社の中に閉じ込められて、新しい年を迎えるそうです。
一日で全部を回らなくても、節分期間中に回り切れば問題ないということですので、ゆっくり時間をかけて回っても良いそうですよ♪
北野天満宮では、茂山さんによる狂言に続き、京都5花街の一つである「上七軒」の舞妓ちゃんや芸妓ちゃんらによる日本舞踊、そして自粛したうえでの豆まきが行われてました。
参列者には、別途に豆を配ってくれはりました。家に戻ってから家族と一緒にありがたくいただきました。
これからは、毎年、節分の日には「四方参り」させていただこうと思います。
壬生寺でいただいたお守りを居間に飾り、年の数の豆を食べて新年を祝いました♪
コロナが早く収まりますように♪
吉田神社
【住所】京都市左京区吉田神楽岡町30
八坂神社
【住所】京都市東山区祇園町北側625
壬生寺
【住所】京都市中京区坊城仏光寺北入る
北野天満宮
【住所】京都市上京区馬喰町